今の季節が落ち着かない人に向けて。

人に好かれるセリフ
「うっかりしていました」⇒「私の認識不足でした」

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このページはVoicy「澤円の深夜の福音ラジオ」1470回を、文字起こし・編集したものです。

【1470回】今の季節が落ち着かない人に向けて。 | 澤円「澤円の茶話会ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「澤円」の「【1470回】今の季節が落ち着かない人に向けて。(2022年3月29日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

春はいつも苦手だった

今日は、3月29日ということで。

もう3月も、あと2日で終わりですね。

すごいな~、早いな~、あっちゅー間だな~。

そして4月1日からね、新年度ということで進学をしたりとか、就職をしたりとかっていうことで、新しい生活・ガラッと変わった生活を迎える人もいれば、まあ進級とかですね、あるいは新会計年度とかっていうことで、節目というものを迎える人もいると思うんですけれども。

いずれにせよ、この時期って、結構落ち着かなかったりしますよね。

人によっては、引っ越しでドッタバタになってる人もいるかもしれないし、そして何らか辞令を受け取って、新しい仕事をダーッと。

「どうしよう、準備できてな~い」っていう風に思ってる人もいるかもしれないし。

ということで、結構落ち着かないっていう人も多いんじゃないかなと思います。

で、僕の記憶を辿ってみるとですね、この時期っていうのは、まあ憂鬱だったんですよね。

といってもまあ、いつもずーっと若い頃っていうのは、憂鬱だったんですけど。

「新しい生活が始まるとなると、何か良いことが起きる」って、どうしても思えないタイプだったんですよね。

これ、ほんとに性格的なもので。

実際にですね、4月になったら常に右肩下がりで、世の中が悪くなっていったっていう、そんなことは全然ないんですけれども。

ただ、結局一年過ごしていって。

そして、4月になって。

まあこれ、主に学校生活においてですけどね、特に小・中。

高もだったかな~。

まあとにかくですね、人生の初期段階の4月というのは、僕にとっては、不安の方が圧倒的に大きくて。

「何かが良くなる」っていう予感が、全然しない季節だったんですよね。

良いことよりも、悪いことの方が起きやすいというかですね、そっちの方が多い。

そして、状況が変わると、もっと悪くなるっていう風に。

なんか、ネガティブな方に思考がいくタイプの子供だったんですよね。

なんか、残念すぎますよね。

ですけど、いつの間にやら、それが全然気にならなくなって。

もっと言うと、4月というものが自分にとって節目じゃなくなったっていうのが、一つの大きな原因と言うか。

まあ、きっかけかもしれないですね。

一番最初に就職した会社というのは、4月が会計年度の初日だったんで。

一応ですね、会計年度変わったよっていうのを実感するような、そういったタイミングっていうのはあったんですけど。

仕事って別に、その前後でめっちゃくちゃ変わるって、あんまないんですよね。

ただ、転勤とかが混じると、これ全然変わってくると思うんですけれども。

僕の場合には、転勤とか全然ない会社に勤めていたので、4月になったからといって、ものすごく大きく環境が変わるかって言うと、別にそんな感じでもありませんでした。

そして、その後に、外資系に就職をしたらですね。

もうこれ、会計年度がズレているので、7月からだったんですよね。

そうやって見ると、7月からは、一応大きな変化っていうのが訪れるっていうことはあったんですけれども。

ただ、少なくとも、3月から4月に変わる時っていうのは、別に大きな変化っていうのはなかったと。

ということで、春になるから落ち着かなくなるっていうのは、全然僕は感じなくなったんですね。

その辺りから、僕の人生の幸福度っていうのは、上がっていったような気がしないでもないです。

それではですね、転職をして最初の頃っていうのは、まあ大して仕事もできないし、おまけに評価も低いし。

そして、その時の、まあ一応上司という位置付けになるようなヤツがいたんですけど。

そいつが僕、大っ嫌いでですね。

まあ、お互い嫌い合ってたっていう感じだったんですけど、合わなかったんですよね。

というのもあって、全然これまた会社生活が楽しくなくってですね。

「ああ、もう転職も失敗だったのかな~」っていうのが、最初の2・3年かな。

まあその後に、いろんなことがうまく噛み合うになって。

その後は、もうずーっと、どんどん人生楽しくなっていったっていう感じなんですよね。

さて、話を春に戻すとですね。

やっぱり、春っていうのは、桜があってですね。

桜によってこう、春の訪れっていうのを強烈に印象付けることになるので。

たぶん、これが大きなイベントと言うか、「区切りだよ~」っていうのを、見せつけるような効果があるんじゃないかと思うんですよね。

今日は、ちょっと外出をしましてですね。

あっちこっちに桜並木があって、ものすごい綺麗でですね。

その下を車で通ったりとかして、春をすごく感じることができたんですけれども。

冬から春になるっていうのは…

冬は、まあいろんなものがですね、身を縮めているような印象がありますよね。

草木は、結構葉っぱを落としちゃったりとかして、全体的に茶色っぽい感じになって。

なんとな~くダークな、寒々しいっていう雰囲気が、当たり前ですよね。

冬なんで、寒いですからね。

そういった感じになってきたのが、春になっていろんなものが緩んでいって。

そして、桜というですね、ド派手な一つのきっかけがあって。

まあ、見た目が大きく変わっていくと。

この後は、どんどん若葉が出てきて、緑が濃くなってっていう感じで。

右肩上がりになっていくような印象なんですね、視覚情報的に言うと。

あと、肌感覚でいっても、暖かくなってくるんで。

それはそれで、非常に快適ですし。

非常にですね、良い季節のはずなんだけれども。

僕は、それがですね、うまく噛み合ってなかったんですよね。

ほんとに、今振り返ると「これ、残念だったな」と思うんですけど。

なので、4月になって、「わ~い、新学期だ!」とかって思ったこと、一度もないですし。

「なんか、憂鬱な気分だな」と。

「こんなに空は晴れていて、桜は綺麗で、なんとなく暖かくなってるのに、な~んで自分は楽しくなかったのかな?」なんて思っちゃうわけですよね。

ということを、今思い出しているわけなんですが。

さて、そんな風に感じている人が、もしかしたら僕のリスナーさんの中にもいるかもしれないので。

そういう人達に、ぜひエールを送りたいなと思うんですけれども。

世の中はですね、そんなに残念なことになってないんですよ。

なので、”安心してください”とは言わないですけどね。

不安を感じている人に、”安心してください”っていうほど、野暮ではないんですけれども。

「言うほど、なんかすごい嫌なことばっかり起きたわけじゃなかったですよ」という、一応、僕の体験を共有させてもらいます。

なので、それをどう受け取るかっていうのは、これをお聴きのあなたがですね。

不安を感じてるあなたが、決めればいいだけなんですけれども。

少なくとも、52年生きてる僕からすると、春というものをきっかけにして、何かがめちゃくちゃ悪くなったっていう体験は、なかったです。

「あくまでもこれ、受け取り方次第なんだろうな~」っていう感じですね。

その受け取り方によって、僕は受け取り方がネガティブだったんで、ネガティブな春がやってきたんですけれども。

ネガティブな出来事がたくさん起きたかって言うと、別にそんなことはありませんでした。

相関関係、無いんですよね。

季節とか、あるいは年月日とかっていうのは、あんまり自分の人生に関係ないんですね。

あくまでも、外側の…

季節っていうのは、外気温とかね、風の向きとか、そういったものですし。

そして、年月日というのは、人間が勝手に拵えた記号に過ぎないわけで、自分自身の人生を占うものでも、なんでもないんですよね。

時間っていうのは、綿々と続くもので。

そして残念ながら、人生っていうのは、どこかでお終いになりますので。

それまでの間、自分の人生の時間っていうのは、ずーっと続いていきますよというだけの話で。

その間にある、いろんな節目と言われるようなもの。

「4月1日っていうのが節目」っていう風に定義している場面は、非常に多いわけなんですけれども。

だからといって、別にですね、3月31日と4月1日っていうので、劇的に細胞分裂の性質が変わるわけでもないし。

なんか、髪の毛の伸び方が、その瞬間だけ大きく変わるわけでもないんですよね。

なので、別に大きな変化ないんですよ。

あくまでも、それは自分の受け取り方に過ぎなくって。

「続いていく時間の中の、一つの記号というか、印に過ぎないんだ」って思っておくこと。

「これ、大事かな」と思うんですね。

もちろん、環境が大きく変わるというのは、これは自分の人生に、すごく大きな影響を与えるものだとは思うんですけれども。

「イコール、それが全部ネガティブに化けるかどうかっていうのは、自分次第のところがあるかな~」と思うんですね。

僕自身もやっぱり、それを境に良くないことが起きたものも、あるのかもしれないんですけれども。

じゃあ、そのままずーっと右肩下がりでズブズブ行くのかっていうと、それを変えるっていうのはこれ、意志なんですよね。

もちろん、意志の力だけでは変わらないものもあるんだけれども。

だとしたら、変わらないものというのを切り捨てていく。

つまり、改善されないものというのをどこかに除けておいて、自分が良くすることができるものに集中する。

これも意志であり、選択なのかなと思います。

なので、いろんなきっかけである、”ここを境に、いろんなものが変わる”って周囲がいろいろ言うかもしれないけど、あんまり気にしないことですね。

特に、そういうのを気にして、なんとなく気分が落ち込んじゃったり、落ち着かなくなったりするタイプの人は、とりあえずですね、時間は続いていくし。

しばらくたったらこれ、状況は変わるし。

「4月1日なんていうのは、ただの通過点でしかないんだ」っていう風に思ってですね。

なんとな~く、流すと良いんじゃないかなと思います。

まだ、4月1日を迎えるまでは、2日ありますけれども。

30・31日ってありますけれども、その間にですね、ちょっとストレッチをしてですね。

”知らないもんね~、4月1日なんて、僕にとっては関係ないもんね~、私にとっては、知らんことだもんね~”っていう感じで。

”ルルル~”とですね、スルーできるようにすると良いんじゃないかなと思います。

もしですね、4月1日までにちゃんと移行しなきゃいけないとか。

そういう人はですね、ちゃんと間に合うように準備してくださいね。

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