5/26Vol1066ーFOMC議事録サプライズなし、NY株買い戻し

人に好かれるセリフ
「検討します」
「検討して来週中にお返事します」

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このページは、Voicy「きのうの経済を毎朝5分で!」2022/5/26分
きょうの言葉を、文字起こし・編集したものです。

5/26Vol1066ーFOMC議事録サプライズなし、NY株買い戻し | DJ Nobby「きのうの経済を毎朝5分で!」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「DJ Nobby」の「5/26Vol1066ーFOMC議事録サプライズなし、NY株買い戻し(2022年5月26日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

きょうの言葉(財政赤字)

今日は、アメリカ議会予算局(CBO)というところがですね、「2022会計年度の財政赤字額を大幅に縮小する、去年の2兆7750億$から1兆360億$に減少するとの見通しを示した」というニュースがございました。
この財政赤字って、いったいなんだっけというところを振り返ってみたいと思います。

財政赤字というのは、基本的には、国の歳出が歳入を上回っている状態のこと。
国が支出している金額が、税収とかの収入金額を上回っているという状態。
これを、財政赤字であるという風に表現をしています。
この財政赤字の状態、一時的にはコロナ対策みたいなことで、どうしても必要な局面というのはあるんですが、この状態が長く続いてしまうと、当然ながら国の財政を逼迫して、財政が破綻してしまうという恐れも出てくるということで、「どの程度、それが深刻な状態ですか?」というのを表す手段として、財政赤字がGDPに比べてどれぐらいの割合かというような指標を用いて、説明されることもあります。
で、今回はですね、新型コロナウイルスの規制がほぼなくなっているアメリカではですね、新型コロナウイルス対策の支出が少なくなる。
一方で、企業の業績とか、個人消費というのが回復をしてくるので、税収は大幅に伸びてくるという予測から、財政赤字が大幅に縮小するという見通しとなっています。
ただ、今年の実質国内総生産(実質GDP)は、3.1%予想。
で、来年以降ですね、2.2%、1.5%という風に、年々縮小をしていくという風に予想されています。
で、こういった成長が鈍化することを受けて、一旦今年は財政赤字を縮小する見込みなんですが、こっからまた財政赤字は拡大をしていくだろうという予想になっています。
2023年度~2032年度まで、平均1兆6000億$まで増加をするということで、向こう10年間の累積赤字は、15兆$を超えるという風に見込まれています。
アメリカという世界一の経済大国が、どの程度財政赤字を抱えているかということは、当然ながら世界のマーケットにも大きな影響を与えてきます。
こういった舵取りというのも、非常に重要になってくるということなんですが、一旦大きく財政赤字は縮小をするという方向性、市場は評価してきそうです。

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