今日のリベラルアーツ大学
経済的自由を手に入れた経営者の「ふだん考えていること」と「お金の使い方」
https://www.youtube.com/watch?v=BNiJHB9aiPY
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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/6/29分を、文字起こし・編集したものです。
本日、何の話かと言うと、国勢調査の数字の話ですね。
皆さん、国勢調査ってわかりますか?
日本の現状(人口、高齢者…)をまとめたいがために、「国勢調査、ちゃんと提出してくださいね」みたいなことが五年に一度、声高に叫ばれるわけですが、2020年が国勢調査の年だったわけですね。
そしてその統計が出てくるのが、だいたい2021年の11月ぐらいだったと思います。
その数字について僕はあまり見ていなかったので、今日はそれを見ていこうかな~と思います。
数字がたくさん出てくるんですけど、フワッと「あ、やっぱりそうなのね~」っていう現実を直視していきましょう。
まずは、2015年と2020年の比較が多くなるだろうと思います。
最新の調査では、日本の人口が1億2614万6000人ですね。
五年前からの調査から、94万9000人減少という感じです。
つまり約100万人、人口が減ったっていう感じですね。
これを多いと見るか、少ないと見るか。
皆さんは、どうでしょうか?
「あ~、なんか『人口減少』って言われているけど、100万人ぐらいだったらそんな減ってないよな~」と思う人もいると思うんですよね。
「十年経っても、100万人ペースだったら1億1600万人じゃん」、そういう風に思う人もいるかもしれないし、「いやいや、大変だぞ」と。
「100万人ずつ減っていったら、三十年後は3000万人減っているから9000万人になっちゃうじゃん」みたいな方もいるかな~と思うんです。
まあ、人それぞれの感覚っていうのがあると思います。
まずは僕の感覚としては、100万人減るって結構なことですよね。
100万人都市って、日本にほどんどなくて。
たぶん20都市も、ないんじゃないかな?
仙台がパンッて、地図から消えるぐらいのインパクトですね。
それを多いと見るか、少ないと見るか。
ただ世界は「1億2600万人」という数字を羨ましがっていて、優秀な外国人と喋ると彼らは言うんですよ。
”日本、ほんとに羨ましいね~”って。
”何が?”って言うと、”やっぱり人が多いっていうのは、本当にそれは資源だよ”って言うんですね。
”それは簡単には増やせないから、我が国は全然まだまだ1億人には届かないんだよね~”って、東南アジアの方々とかが言ったりするんですよ。
で、人口は世界でも上の方にいますからね。
減ってもなお、まだ多いという感じです。
ただこのペースでいくと、三十年後は9000万人になるわけで。
しかも、3人に1人が高齢者。
この国をどう見るかっていう感じですね。
2020年の国勢調査、一人暮らし世帯は5583万世帯と過去最高。
これは、何となく感覚通りって感じですね。
そもそも、回答数も増えているんです。
回答が多ければ多いほど、正確な数字が出てきますからね。
で、インターネット回答が主になってきたので、全体の4割がネットを通じた回答だったと。
皆さんも、特にVoicyリスナーさんは、手書きじゃなくてネットでおそらく回答したんじゃないかな~と思います。
興味深いのは、まだ全体は3人に1人が65歳以上になっていないんだけど、都道府県別で見ると結構顕著で。
高齢化率が一番高い県って、どこだと思いますか?
これは、東北の秋田県なんですね。
なんと2020年の時点で、65歳以上が37.5%。
3人に1人以上が高齢者なんですよ。
そして15歳未満が9.7%、全国最低。
高齢化率は全国最高ですね。
どうですか?
で、県の人口は6.2%減ですよ。
これは相当減っていますよ。
日本全体1億2600万人の6.2%が減ったら、約800万人減るわけですから。
日本全体は100万人しか減っていない。
1%も減っていないわけですが、秋田県は6.2%も減っているっていうことですね。
これは亡くなっているっていうのも当然あるんだけど、外へ出ている感じです。
相当これは大変だな~っていう印象がありますね。
で、日本人は1.4%減なんですけど、外国人は43.6%増です。
これは過去最高ですよ。
ここに活路を見い出すしか、ある種ないかな~と思うので。
多い国は、中国・韓国・朝鮮・ベトナム。
この辺りの国籍の方が多いわけですが、外国人の人口は300万人にもうすぐ届くんじゃないかな~という感じになっているそうです。
そして僕は東京に目を向けたいんですが、東京に関しては人口が増えているんですね。
でもこれは、結構カラクリがあるんじゃないかな~と思っていて。
まあやっぱり一極集中みたいなところがあるので、東京は増えていきますよね。
あとは五輪もあったので、その関係者も増えてきたんじゃないかな~と思います。
だから2015年から2020年は増えたと思うんですが、僕は2020年から2021年、そして2021年から2022年は、東京23区が減っているんじゃないかな~と思うんですね。
まあ、顕著には減っていないかな~?
あまりにも住宅が高騰し過ぎているので、郊外に人が流れている気はしますね。
なので五年間で、東京は人口が50万人増加したらしいですが、ここ一・二年は体感としては増えてないんじゃないかな~と思っています。
ちなみに2015年から2020年にかけて増えた東京23区は、練馬区・世田谷区・品川区・大田区。
3万人以上増えているそうですね。
これはイメージと体感が僕、合いますね。
「やっぱり子育てしやすいわね」とか「人気よね」っていうのは、世田谷区・品川区・練馬区でよく聞くので。
これはもう、そのまんまっていう感じですね。
明石市の市長の話をちょっと前にしましたけど、まさに子供に力を入れているような区は伸びているかな~と思います。
一方で、東京の西端は人口が減っているんですよね~。
全国津々浦々、秋田県の話もしましたが、かなり顕著に人は動いているかな~と思います。
まあ、全体は減っている。
それは皆わかっているんだけれど、個別でどうなっていくかを確認して、何を感じるかですね。
ちなみに東京は2030年予想で、4人に1人が高齢者になるということです。
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