人と比較をしても、本質的には意味がない

人に好かれるセリフ
「疲れてる?」
「元気だった?」

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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/7/24分を、文字起こし・編集したものです。

人と比較をしても、本質的には意味がない | 大河内 薫「大河内薫"お金の学び"ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「大河内 薫」の「人と比較をしても、本質的には意味がない(2022年7月24日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

今日は、「他人と比較することは、本質的には無意味だよ」という話をしたいんですね。
他人を意識しても意味がないことは、本当にたくさんあると思います。

やっぱり僕も、人と比較しちゃうことがたくさんあるんですよ。
特に若い頃、SNS(Twitter・Youtube…)を始めてすぐは本当にいろんな人と比較して「あ~、負けてるな~」「よし、僕の方が良い感じだな」と思っていた。
しかし振り返ってみると、それはモチベーションになる時もあるし、多少なりとも心に火をつけることはあるのかもしれないけど、本質的には意味がなかったかな~と思います。
だって冷静に考えれば、人それぞれ全く環境が違うわけですよ。
全く同じ環境の人は、一人もいないわけですね。
住んでいる場所、家族構成、そして勤めている会社。
勤めていなければ、フリーランスかもしれない。
働き方、趣味、お金の使い方・貯め方。
身長・体重とかも、重要になってきますよ。
とにかく人それぞれ、環境は自分のスキルも含めて全然違うわけですよ。
となると、自分が打てる手は全く変わってくるわけですね。
だから僕はTwitterで「あ~、なかなかTwitterが伸びないな」「同じぐらいの時期にTwitterを始めた人は、僕より上手くいっている人もいるな」「なんでだろうな?」と思う時もあったし、YouTubeを始めてビジネス系YouTuberの波に乗れて、ものすごく登録者が増えて「僕は、もしかしたら選ばれし者なのかもしれない」みたいなことも思った。
当時は税理士として、登録者数が日本でNO.1でしたから。
そう思いつつも周りを見ていると、ビジネス系YouTuberと言う括りでは上から5・6番目ぐらいで、「うわぁ~、上もいるし、もっと彼らよりも再生を取らなきゃな~」と考えた時期もあった。
でもYouTube全体を見たら全然ビジネス系は小さくて、上を見れば「昔からやっているエンタメ系の人達の方が、すごいじゃん」と思いながら、日々いろんな苦悩・葛藤の中でYouTubeをやっていたわけです。
今振り返ってみると必要だった部分もあるんだけれど、僕がよく言う「目的と手段を、本当に履き違えていたよな~」と思います。
SNSを伸ばすこと・影響力を取ること、それが目的になってしまっていましたね。
と言うのも、僕は当時大きな目標がなかったんですよね。
Twitterがバズって本が出て、本も売れ行き好調でYouTubeを始めたら良い感じで。
でも特に目標みたいなものは、なかったんですよね。
「税金の基礎知識が、世の中に浸透したら良いな~」ぐらいなものはあったんだけど、別にゴリゴリ活動していたわけではなくて。
ネット芸人みたいな感じでしたから、SNSを伸ばすことが目的になっちゃっていたんですよね。
そうすると他人と比較し続けるわけですけど、それは本質的には意味がなくて。
「僕と比較して、○○人」とよく比較していましたけど、全然環境が違うんですよね。
そもそもかけられるお金も全然違うし、かけられる時間も違うし。
よく見れば、内容も視聴者層も全然違うわけですよ。
そんなものを比較して、意味がないじゃないですか。
向こうは何か目的があって、YouTubeをやっているのかもしれない。
YouTubeそのものが目的になっているかもしれない。
それは、本人に訊いてみなきゃわからないですよね。
でも僕は、YouTubeが目的になっていた。
そんな人達を比較しても、本当に意味がなくて。

僕は、よく”目的と手段を履き違えないようにしましょう”と言いますし、あとはいろんな話をしていく中でも目的と手段の話をすることが多いんですよね。
するつもりはなかったんだけど、話の過程で「あ~、たしかにな~」みたいな感じで「結局、手段ですからね」みたいな結論に落ち着くこともよくあるんですよ。
だから今日も「比較するのって、意味がないよな~」と思って話をしようと思った時に、「これは結局、目的と手段の話になるよな~」と思ったわけですね。

目的は一つ・二つぐらいしかなくて、自分が幸せになれれば良いわけじゃないですか。
人間には、エゴがあるわけだから。
それが、人間らしさじゃないですか。
「とにかく、僕が・家族が幸せになれば良い」と思っている人、たくさんいると思うんです。
別に、僕はそれで良いと思うんですよ。
だって、人間だからね。
当然だと思う。
僕は、何かボタンの掛け違いで「+社会を向上させなきゃいけない」みたいな使命感に囚われてしまったけれど、ほとんどの人はそんなことを思わなくて良くて、自分と自分の大切な人が幸せになれば良いわけですよ。
それが、人生の目的じゃないですか。
だからそれ以外は、全部手段なんですよ。
となると、その手段一つ一つを比較してもしょうがないんですよね。
幸せにする対象が違うから、手段も違って当然なんですよ。
そんなものを比較しても意味がないことを、強く強く伝えたいな~と思います。

とはいえ、比較しちゃうのもよくわかります。
本当に、よくわかる。
未だに僕だって、たまに無駄な比較をしてしまうし。
隣の芝生が青く見えたりすることも、あるんですよね。
でも隣の芝生が青く見えるだけで、自分の環境において青いかどうかはわからないわけです。
だって相手の環境は、自分と同じじゃないからね。
勇気づける話をすると、あなたのことも青く見えている人がいるわけです。
あなたも外側から見たら、隣の芝生ですからね。
あなたのことを、羨ましく思っている人もいるわけですよね。
でも羨ましく思うことも比較することも、本質的には意味がなくて。
「今日も自分の人生に集中することが、一番重要だ」ということを伝えたいな~と思います。

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