円安は”マネーリテラシーの輪を広げる”チャンスです。

人に好かれるセリフ
「今回のミスは、あなたのせいです」
「ミスが起きた原因と改善策を教えてください」

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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/7/2分を、文字起こし・編集したものです。

円安は”マネーリテラシーの輪を広げる”チャンスです。 | 大河内 薫「大河内薫"お金の学び"ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「大河内 薫」の「円安は”マネーリテラシーの輪を広げる”チャンスです。(2022年7月2日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

iPhoneが値上げしましたね。
「円安でiPhoneが値上がりしたよ」は、当然のことなんですよ。
それは皆わかるし、Voicyのリスナーさんだったら「そりゃそうだよね」って感じだと思うんですね。
ただこの話題を、一時の話題にしちゃダメなんですよ。
これを使って、皆でマネーリテラシーの輪を広げていきたいな~と思うわけです。
つまり、円安はチャンスなんですよね。
マネーリテラシーの輪を広げるチャンスなんですよ。
円安でiPhoneが値上がりした。
インパクト、メチャクチャありますよね。
皆さん、覚えていますか?
1ドル=105円ぐらいだった時の話。
直近いつぐらいだったか、覚えていますか?

ほぼ一年半前ですね。
2021年の1月ぐらいの話なんですよ。
つまり一年半で、1ドル=100円が135円になったってことですね。
100円で買えていたものが、135円出さなきゃ買えなくなった。
この辺りを知識として、普及したいわけですね。
当然Voicyのリスナーさんは、”こんな基本の基は知ってるよ”と。
”そんなこと毎日聴いてますから、大河内さんのVoicyで毎日学んでますから、それぐらいのマネーリテラシー持ってます”って言う人が全員だと思います。
が、誰か大切な人に・友達に・家族に・恋人に、お金の話を切り出すのって、なかなか難しいじゃないですか。
「年収いくらですか?」とか、いきなり訊けないですよね?
「税金どれくらい払ってますか?」とか、いきなり訊けないですよね?
「ふるさと納税してる?」ぐらいだったら、いけるかもしれない。
けれども、ふるさと納税を相手が知らなかったら、話にならないじゃないですか。
そういう時に、こういうインパクトがあるメジャー商品の話題は、デカいんですよ。
ここから「円安とは何か?」みたいな話ができるわけじゃないですか。
今日僕はそれを話していくので、ぜひ真似して・パクって、友達とか大切な人とか隣にいる人に教育と気付かないように、マネーリテラシーの教育をどんどんしていって欲しいな~と思います。

この値上がりは、既定路線だったわけですよね。
iPhoneは、別にアメリカでは値上がりしていないわけですよ。
金額は適当ですけど、「iPhone 13 miniが799ドルです」ってなっていたら、ずっと799ドルなんですよ。
でも799ドルって、1ドル=105円だったら、105×799=83895円ですよね。
1ドル=135円だったら、135×799=107865円なわけですよ。
これは、かなりのインパクトですよね?
でも、そりゃそうなんですよね。
だってこれは、1ドル=105円⇒135円になったとしての話だから。
105⇒135って、だいたい1.3倍ぐらいになっているわけですよ。
だからこれを日本円に戻した時の価格は、1.3倍ぐらいになって当然ですよね?
これが円安の影響なんですよ。
で、「じゃあどうすれば良いか」を考えなきゃいけないんですね。
その時にやっぱり、貯金のリスクを話して欲しいんです。
それを伝える絶好のチャンスですからね。

100万円が手元にあったとして、2021年の1月にそれを貯金したとしましょう。
で、その時は当然、海外の何かを買う時に1万ドルのものが約100万円で買えていたわけですよ。
でも円安が進んで2022年7月現在、1万ドルのものを買おうとしたら、100万円じゃぜんぜん足りないわけですね。
1万ドル=135~136万円という世界線になっているわけですから、30万円というレベルで足りないわけですよ。
これって、結構ビックリじゃないですか?
お金のことを考えていない人とか、リスナーのあなたが教えたい人は「いやでも、私は別にドルベースで買い物しないし、海外にもいかないから関係ないですよね」っていう話になるんです。
でもここで、スーパーメジャー製品iPhoneの登場なんですね。
「iPhone、値上がりしているじゃん」って。
「別にAppleは世界レベルで値上げしてないんだよ」「ドルベースでは値段が変わっていないんだよ」「日本円だけ上がっているんだよ」っていう話ができるわけですよ。
そうするとやっと「あ、そういうことか」みたいな円安の実感が湧いてくるし、日本円だけを握りしめておくことのリスク、つまり貯金のリスクが見えてくるわけですよ。
貯金のリスクは、価値の保存ができない。
数字の保存は、できるんですよ。
100万円は100万円として未来永劫そこに保存しておけるんだけど、その価値は担保されないのが貯金のリスクですね。
その具体例が、円安の煽りを受けてのiPhoneの値上がりだったわけです。
あとは、日本国内の物価高ですよね。
だってマクドナルドのハンバーガー、80円とかで買えた時期ありましたよね?
松屋とか吉野家の牛丼って、200円台で買えた時ありましたよね?
確実に物価は上がっているわけです。
だから100万円という日本円で買えるものは、未来に向けてどんどんどんどん減っていくわけですよ。
それが日本円を貯金する、そのまま持っておくリスクですね。
ただそのリスクを知ってもなお、僕達は幾らかの日本円を持っておかなくちゃいけないんですよね。
なぜなら、日本で暮らしているからです。
大きな日本円が必要になる瞬間があるわけですよ。
例えば「住宅ローン組みます」っていっても、諸経費まで全部フルローンってなかなかないわけですよ。
「頭金○○円」とかなるわけですよね。
そういう日本円も必要かもしれないですし、あとは教育費とかも日本円で振り込むわけですよね。
ドルで日本の学校に、振り込めないわけじゃないですか。
だから円は、ある程度生活の中で使わなきゃいけないから、その分は絶対必要なんです。
でもそれは、対世界では・日本のインフレ下においては、どんどん価値を失っていく。
じゃあどうすれば良いかって言うと、日本円を他の何かに換えて価値を保存する必要があるんです。
もしくは価値を高める必要があるわけですね。
それが投資であったり、あとは外貨に換えることになってきたりする。
さすがに、こんな円安がすごいスピードで進むとは僕も思わなかったので。
でもそれを見越して、2021年の頭に円をドルに換えられていた人は…
例えば300万円をドルに換えたら今390万円になっているわけだから、それはすごいことだな~って思いますね。
ただ一つ有効な手立てが、インデックス投資なわけですよ。

お金のお守り本にも詳細を書いてますけど、インデックス投資は「アメリカ全体の投資信託とか全世界の株価に連動した投資信託とかを毎月一定額積み立てていきましょうね、そして全世界・地球規模の成長に20年ぐらい賭けましょうね」っていうものじゃないですか。
その時にどうやって買うかっていうと、ドルベースで買うわけですよね。
つまり二重のリスクヘッジがあるわけです。
「日本円をそのまま持っておくと、価値が減っていきますよ」っていう話があったじゃないですか。
「だから投資するのも良いですよね、そもそもの母体を増やしちゃおうぜ、あとは為替リスクを加味してドルを少し持っておきましょうね」という話があった。
それを両方取りできるのが、インデックス投資になってくるわけですよね。
だからほとんどの人が気付いているとは思うんだけど、つみたてNISAとかiDeCoの投資成績を見てくださいよ。
評価益はあまり増えていないと思うんですよ。
今、株価も落ちているしね。
ドルベースの評価益は増えていない。
つまりあまり増えてないんだけれど、円建てにした時はメチャクチャ増えているんですよ。
なぜなら証券口座上は、投資信託をドルで買っているから。
だから日本円だけ持つのはリスクだし、インデックス投資をやって欲しいということなんですよね。
この辺りの話を絡めながら「いや~、さすがに貯金だけだとなんか厳しい感じがしてきたな~」「勉強しようかな~」って思う人を増やしたいなと思っています。

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