「選挙で不利になっても国民のためになる施策」を打つ政治家を選ぼう

人に好かれるセリフ
「来週、お詫びに伺います」
「お詫びに伺いたいので、本日お時間をいただけますか?」

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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/7/9分を、文字起こし・編集したものです。

「選挙で不利になっても国民のためになる施策」を打つ政治家を選ぼう | 大河内 薫「大河内薫"お金の学び"ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「大河内 薫」の「「選挙で不利になっても国民のためになる施策」を打つ政治家を選ぼう(2022年7月9日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

今日は「人気票がたとえ入らなくても、国民のための施策をしっかりとやっている人達がいるんだよ」「そういう人を選ぼうね」という話をしたいです。
ここ最近だと、わかりやすく”国民のためを思って…”・”この国が良くなることを…”と言って施策を打ち出してくれたのは、菅前首相かな~と思うわけです。
功績が本当にたくさんあるんですよね。
菅さんは”先送りしている国の問題を一気に前に進めよう”って言って、それをやってくれた方なんですよね。
だからもう議論が終わったもの、「もうやらなきゃいけないよね」って思っているものを全部前に推し進めると。
そして、いろいろやってくれた。
僕が「そこにメスを入れる政治家っていなかったよな~」って思うのが、高齢者の医療負担ですね。
所得制限はあるけれども、1割→2割に上げた。
これは、できませんよ。
だってそれをやったら、高齢者の票が入らなくなるわけだからね。
でも”それが日本にとって必要だから”と言って、やってくれたわけですよ。
そしてもう一つ、不妊治療が保険適用になったのも菅さんの功績ですよね。
これがあるとないとで、子供を産む・産まないの決断が変わるくらいに、不妊治療にはお金がかかるし。
そしてこの施策を打ち出した所で、高齢者票は入らないわけですよ。
一番のボリュームゾーン票は入らないわけです。
でも”この国に必要だから”ということで、やってくれたわけですね。
そして菅さんは、いろいろな対談やインタビューを見ているとよく”不妊治療の部分は本当にいろんな人に感謝された、想像以上に感謝された”って仰っていましたね。
そしてもう一つ、政治家なら皆やりたがらないことですね。
原発の汚染水・処理水を、海洋放出する決定をしたのも菅前首相なわけですよ。
これらは功績の一部に過ぎないんだけれども、これもなかなかできませんよね。
やったからって票は伸びませんし、国民からも感謝されない。
けれども誰かがどっかでやらないと、前に物事が進まないわけですよね。
”風評被害を絶対出さない、どれだけ安全かを科学的根拠を以ってずっと説明していくという覚悟を持って発表した”と仰っていましたね。
まあ、参議院選挙が近いですから。
選挙が近づいてなくてもいろいろ言われる所で、どうやったって高齢者の方が多いわけですし、若者の有効票が少ないわけだから「どの施策に重きを置けば票が集まるか」というのは明白なわけですよ。
50歳以上の高齢者と高齢者予備軍の方々に向けた施策を打ち出せば、”医療費は、ずっと1割負担で良いですよ”とか言っておけば、票は集まりやすいんです。
それでも、そういうことを言わない。
なぜなら、それはこの国のためにならないから。
”これから高齢者が増えてくるこのタイミングだからこそ、所得制限は設けたけれども2割負担にすることに意味がある”と仰っていたわけですよね。
これ、なかなかできることじゃないと思いますよ。
自分の政治家生命もあるし。
結局良いことをやり続けて国民の方を向いて、国民のために・この国のためにと施策を打ち出し続けたら、任期が短くなってしまった。
そんなことはあってはならないな~って思うんだけれど、この国の現状はそんな感じなんですよね。
あとは首相を終えた後に、菅さんは各種インタビューで言っているんですけど、皆さん「これから何をやるんですか?」というのは気にならないですか?
僕は気になっていたのでウォッチし続けていたんですけど、一貫して”日本の縦割り行政をなくしたい”と言っているんですよ。
それは首相になる前から尽力されていて。
縦割り行政って、本当にヒドい話なんですよね。
だって金融教育をやるんだったら、「文部科学省と金融庁が組めば良いじゃん」と思うもんね。
でも全然、組んでいる感じがしないじゃないですか。
国民から見ても一瞬で「縦割り行政だな」というのが見え隠れするわけですよ。
菅さんの功績の中で一番、縦割り行政を排除した結果良いことが起こったのはインバウンドなんですよね。
2019年までの過去5年間ぐらい、一気に海外の観光客が増えたんですよ。
海外と言ったら縦割り行政の省庁で、どこが長だと思いますか?
外務省って感じがしますよね。
外務省が取り仕切って「インバウンドを広めよう」をすれば、海外からの観光客が増えそうじゃないですか。
でも全然増えないんですよね。
でも韓国の海外観光客は、メチャクチャ増えていたんですよ。
「なぜなんだ?」って菅さんは考えた所、本当にしょうもない縦割り行政だったらしいんですね。
これを止めていたのが、法務省と警察庁だった。
つまりどういうことかと言うと、海外からの観光客が増えたら、事件・犯罪が増えると。
だから、入れたくない。
”その気持ちもわかるけれど、でも違うじゃん”と菅さんは言ったらしいんですよね。
「縦割り行政を排除して、インバウンドを増やすぞ」と号令をかけたのが菅さんなんですよ。
だから銀座が中国人で溢れているとか、京都に海外観光客がメチャクチャ入ってきたとか。
経済が潤ったのは、基本的には菅さんの官房長官時代の功績なんですよね。
それで警視庁のトップが、菅さんに言ったらしいんですよね。
”いや、こんなことをしたら犯罪がものすごく増えて、大変なことになりますよ”と。
そして菅さんは、即座に言い返したらしいんですよ。
”それを取り締まるのが、お前達の役目だろ?”と。
まさに正論、ぐうの音も出ない感じです。
インバウンドというのは、今の日本にとってメチャクチャ重要じゃないですか。
コロナが明けたとは思うんだけれども、まだまだ回復していない。
止めることは簡単じゃない?
だから、それを止めないような施策を打てる政治家が求められるのかな~と思います。
あともう一つ印象的な言葉を紹介すると、デジタル庁を作ったのは彼なんですよ。
彼の任期中に作っているわけですけど、今パッとしないんですよ。
それを作る前に彼は、”日本は、もう周回遅れじゃないですか?”と明言されていたんですよね。
「IT部分・デジタル部分で周回遅れだ」ということを、ちゃんと認識しているわけですよ。
菅さんは僕の親世代ですよ?
日本の根本的なボトルネックや日本を俯瞰する力はあると思うし、それを施策に反映させる力もあるんじゃないかな~と思うんですよね。
”再登板はしない”・”これからは縦割り行政をなくしていくために、力を注いでいきたい”って仰っているので議員である間は、国民・日本のための施策を打ち続けて頂きたいな~と思いますし。
それと同時に多くはないかもしれないけど、そういうことをしてくれる方はいるわけだから、そういう人をちゃんと見極めて僕達は選挙に行かなければいけません。

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