今日のリベラルアーツ大学
「情報商材を買っても良いケース5選」と「情報投資の原則」について解説
https://www.youtube.com/watch?v=feUdULkDqvU
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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/7/22分を、文字起こし・編集したものです。
今日は「思考を止めるな！そしてニュースに惑わされるな！」というテーマで話していきたいと思います。
僕達はニュースを見ていて、目や耳に入ってくるもの全てをそのまま受け入れてしまうと間違えていることも、たくさんあるんですよね。
じゃあそれをどうやって跳ねのけるのかと言うと、しっかり知識があれば良い。
例えば、GPIF（Government Pension Investment Fund）ですね。
GPIFは何をやっているかと言うと、僕達が納めた年金を運用してくれているんですね。
で、このGPIFがニュースに出てくるのは、だいたい年金を運用していて赤字みたいな時に多いんですよ。
でもトータルの期間（二十数年）で見たら、ゴリゴリの黒字なんですよね。
だから知識があれば「いやいや、赤字と言ってるけれど、それは切り取ったニュースだよね」というのがわかる。
しかし「ふーん」と何となく考えていると、そういう間違った知識を鵜呑みにしてしまう。
知識は、間違ったニュースを跳ねのける一つの手立てになる。
そして知識を下支えするものもまた、間違ったニュースを跳ねのける力になる。
それは「考えろ！」「思考しろ！」。
考えれば「それ、間違ってるよね」「矛盾しているよね」とわかるニュースは、たくさんあるんですよ。
僕達は目や耳に入っている情報が本当に多くて情報過多の時代なんだけど、一つ一つ咀嚼する必要があるんです。
考えずに全部受けてしまうと本当にチャランポランな思考力になってしまうから、ここは気をつけなきゃいけない。
なので考える時間や力がないのであれば、ニュースを真に受けない方が良いぐらい情報過多なのかな～と思います。
いくつか、ニュースを紹介していきたいんですが…
例えば僕のVoicyでも、ここ2・3回取り上げているイーロン・マスクさんですね。
テスラ・モーターズとスペースXの創業者で、今世界一の資産家である。
1ヶ月半ぐらい前かな？
イーロン・マスク率いるテスラ・モーターズが「世界経済がすごく嫌な感じがするから、採用を凍結する」と。
「プラス、全社員の10%にあたる1万人の解雇を検討している」というニュースが流れたんですね。
でもその裏では、アナリスト達が「今後2年間でテスラ・モーターズは、110～120％ぐらいの出荷台数増を見込んでいる」という話をしていたわけです。
それも、ニュースに出ていた。
この2つのニュースを受けて、とある方が「これって矛盾しているから、どっちかが間違ってるね」と断定したツイートをしたんですね。
しかし、こういうツイートも咀嚼しなきゃいけない。
「たしかに採用をメチャクチャ減らしているのに、出荷台数が増えるなんて矛盾しているね」と何も考えずに受け止めちゃダメなんですね。
これはどういうことかと言うと、全然矛盾していないんですよ。
考えるだけじゃ、たどり着けないかもしれないけど…
従来の自動車製造だったら矛盾していると思う気持ちもわかるんだけど、世界をときめく電気自動車メーカーなんですよ。
「人が減っても、出荷台数は増えるかもな～」と考えて欲しいんですよね。
考えても結論が出なかったので調べたんですけど、結局解雇は自動車生産・製造部分の従業員ではないみたいなんですよ。
なので、製造ラインは変えないということ。
1万人解雇するんだけれど、生産・製造以外の部分ですね。
どこを解雇するまではわからないけれど、例えば営業の人員を減らすとか。
営業は人間じゃなくてもできますから、そういうバックオフィスの人員を減らしたりするのかもしれないですね。
いずれにしても、人が減ったから生産量が落ちるというのは簡単に紐づけられない。
なぜならインターネットがあるし、そもそも世界を引っ張っている企業だから。
「1980・90年代の常識が通用するのか？」という疑問を持って欲しいです。
そしてもう一つ例を出しておきたいんですが、昨日お笑いの「TKO」木本さんが5億円以上の投資トラブルで大変なことになっているというニュースがあったんですよ。
木本さんが”ちょっと今、番組に出られないです”と言って、レギュラー番組を欠席しているんですね。
しかも、一日じゃないんですよ。
ニュースによれば、関西のローカル番組を（7月）9日・16日と二週連続で欠席。
これはやっぱり、並大抵のことではなさそうな気がしますよね。
だって芸能人の生命線は、番組に出ることじゃないですか。
特に、TVタレントの場合はね。
無断ではないにしろ、二週連続で欠席するのは「何かトラブルに巻き込まれているんじゃないかな～？」という感じがするんです。
そして「この投資トラブルはMove to Earn、ブロックチェーンゲームのSTEPNによるものでしょう」というようなツイートが流れてきた。
これは、時期尚早すぎますね。
Twitterは、半分以上が真実じゃないのかもしれないですね。
たしかに木本さんは、STEPNをやっていたのは事実なんですよ。
いろんなところで「面白いゲームですよ」「歩いて稼げるんですよ」と紹介していた。
しかし5億円以上の投資トラブルが事実ならば、絶対にSTEPNじゃないんですよ。
STEPNが原因の一端を担っていたとしても、メインでないのは間違いない。
まだ、全貌は見えてないんですよね。
でもニュースによれば、5億円は木本さん自身のお金ではないんですね。
儲かる話があるから、人からお金を集めて投資をした。
でも全然儲からなくて、集めた人達にお金を返せなくなった。
そういうトラブルなんじゃないかという話なんですね。
だから、そのツイートは「STEPN、ヤバイよ～」「STEPN、爆損だよ～」と伝えたかったんですかね？
「5億円集めてSTEPNを始めた結果、爆損です」みたいなことを言いたかったのでしょう。
僕はSTEPNをやっているからわかるんですけど、どんなにお金を集めても5億円も使えないよ？
せいぜい、1人200～300万円ぐらいじゃないかな？
だから、10人集めても2000～3000万円。
100人集めても2～3億円なわけですよ。
でも投資でお金が増えるからって、木本さんにお金を預ける人が100～200人いると思います？
冷静に考えて、さすがにそれはないだろうと思うんですよね。
元々、投資をしていらっしゃる方ではないですから。
だから「5億円の投資トラブル＝STEPN」という短絡的な思考は、わざとだよね。
STEPNに恨みがあるのかわからないですが、そのせいにしたかったんでしょうね。
だから投資トラブルはあったっぽいんだけれど、背景は「投資は、あまり良くないですよね」という日本人特有の価値観を持ったライターさんが記事を書いている感じがしますよね。
「投資は悪だ」と。
「だから、こんなトラブルも出ちゃう」と。
さすがにVoicyを聴いている方なら跳ねのけられると思うんですけど、結構ニュースは間違っていることもたくさんあるから、「思考しろ！」「考えろ！」ということを突き詰めていって欲しいな～と思います。
だから僕は学校の授業で子供達に最後、”こういうお金を否定するような話が出てくる。投資トラブルは怖いけど、正しくやれば投資は素敵な手段。だから常に、お金についてはフラットで見ていてね”という話をするんですよね。
それが伝わって、昨日出たこのニュースを子供達が跳ねのけていって欲しいな～と思っています。
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