300万円基準?つべこべ言わずに副業しましょう。メリットだらけです。

今日のリベラルアーツ大学
安定して年利7%で運用できる「みんなで大家さん」はアリなのか?
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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/8/12分を、文字起こし・編集したものです。

300万円基準?つべこべ言わずに副業しましょう。メリットだらけです。 | 大河内 薫「大河内薫"お金の学び"ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「大河内 薫」の「300万円基準?つべこべ言わずに副業しましょう。メリットだらけです。(2022年8月12日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

今日は、副業の話をしたいと思います。
結構、みんな気になっているのかな~?
僕がエゴサーチをしていると、たまに「副業について、大河内さんがどう思っているんだろうな~?」とか、「場合によっては副業を推進していたのに、この話題を出さないなんて如何なものか?」みたいな、ちょっと怒っている人もいるんです。
それは、何かちょっと違うよな~と思いつつ……
まだ法律として確定していないから言及していなかったんですけど、そろそろ話していこうかな~と思います。

日本では副業をすると税金がかかるわけですが、その時に所得の種類として事業所得と雑所得があるんです。
当然、サラリーマンで給料をもらっていれば給与所得ですけどね。
副業の種類が変わらないとしても、給与所得+事業所得で確定申告するか、給与所得+雑所得で確定申告するかで、税金が結構変わってくるんですね。
だから「副業をして、事業所得で確定申告できると良いよね」と、僕は推進してきたわけですね。
そして次回(令和4年)の確定申告から変わっちゃうかもしれないのが、「副業の売上が300万円以上じゃない限り、事業所得として認めません」。
これが結構、税理士・ビジネス系YouTuber・ブロガー界隈・副業の話をしている人・副業をしている人に、激震が走っているかな~と思うわけです。
ただ、これを勘違いしちゃいけなくて。
法律の改悪なんですよ。

僕は39年生きてきていますが、僕の人生においては、法律が改善されることよりも改悪される(国民にとってネガティブな方向に向かう)ことの方が多かったわけですよ。
だから法律が悪い方向に向かうのは当然の話で、その一つに過ぎないです。
「副業禁止です」という法律になったら「いや~、さすがに厳しいな~」と思うんですけど、「税金の優遇がちょっと少なくなりますよ」という話なので、僕の副業推進ポジションが変わるわけがないんですよ。
だって、消費税は改悪に次ぐ改悪の歴史。
3%で導入され、5%⇒8%⇒10%と上がってきた。
しかし、法律が悪くなるたびに「もう買い物するのを止めよう」とならないじゃないですか。
それと一緒ですよ。
副業について税金の優遇がちょっと少なくなるからといって、「副業辞~めた」とならないじゃないですか。
大前提として、それを勘違いしちゃいけない・履き違えちゃいけない。
これが、この問題の話のスタートだと思います。

まず、副業のメリットをおさらいしておきたいんですね。
なぜ僕達は、副業をするのか?
1つ目は、収入を増やしたいからですよね。
なぜ土日や会社が終わった後に、自分の時間を割いてまで仕事をするのか?
それは、お金が欲しいからですよ。
なので副業のメリットその1は、収入が増えることですよね。
そしてもう一つ。
これは最近特にですが、人生のリスクヘッジですね。
先日Voicyでも語りましたが、会社の平均寿命は23年なんですよ。
そして、毎年毎年短くなっているわけで。
転職をしない・仕事が変わらない日本人は、数字上いないわけですよね。
つまり、明日会社が吹き飛んで倒産しても何らおかしくない時代に、僕達は生きている。
その時に副業をしないのは、メチャクチャリスクです。
リスクをカバーするために、副業をする。
つまり、人生のリスクヘッジツールとして副業があるわけです。
そういうメリットも、あるわけですね。

まだまだありますよ。
社会保険料がかからない。
会社で社会保険に入っている場合は、副業でどんなに稼いでもそこには社会保険料がかからない。
極論、給料300万円+副業300万円の人と、残業しまくって給料600万円の人の手取りはかなり変わってくる。
前者は、300万円にしか社会保険料がかからないわけだから。
後者は、600万円に社会保険料がかかるわけだから。
しかも、社会保険料は15%ぐらいかかるからね。
これは半端じゃないですから。
メチャクチャ理想論で言うんであれば残業を0時間にして、その残業していた時間に副業して稼ぐ方が、資金効率良いわけですよね。
これは理想なので、環境によってやり方が変わってくると思うんですけど、それぐらいインパクトがあるのが副業収入ですね。

そしてもう一つのメリット、経費の活用です。
事業所得だろうが雑所得だろうが、副業をした瞬間にそれに対する経費が計上できるようになるわけですね。
例えば、家賃。
会社員の場合は払って終わりだったわけですが、副業を始めた瞬間に家賃の一部が経費になるわけですよ。
これは、非常に効率が良いですよね。
新しく経費がかかる場合は単なる税金システムなんですけど、副業をやってもやらなくても絶対に支払っていたものが経費になって、税金が少し安くなるのであれば最高ですよね。
経費を使うことができる。
これが、メリットの4つ目です。

そしてメリットの5つ目が、青色申告特別控除です。
副業をして事業所得として確定申告した場合、控除(最大65万円)が増える。

他にも細かいものがたくさんあると思いますが、ざっと思いつくだけでも5つメリットが出てきたわけです。
そしてそのメリット全て、とっても魅力的なものですね。
ただこのメリットのうちの1つ、青色申告特別控除の部分が結構狭まるのが今回の改正案なんです。
売上が300万円以上の方は、事業所得として認められる可能性がある。
だけれども、300万円に満たない副業は、反証がなければ雑所得で確定。
いろいろと説明できる要素があるのであれば事業所得になる可能性があるんだけれど、事業所得として認められる可能性が極めて低くなった。
つまり、それぐらいなんですよね。

5つあったメリットのうち、10~15%が閉ざされたわけです。
だから騒ぐ気持ちはわかるんですけど、まだまだメリットがあるから「副業やれば?」というのが僕の立場ですね。
しかも、法律の改正は決まっていないし。
裏を返せば、売上300万円というラインが引かれたわけですから。
今まで「これは事業所得?雑所得?」というのが、永遠のテーマだったわけですよ。
僕も、メチャクチャ質問を受けてきました。
基準(300万円)が決まったわけですから、実務上は売上が300万円を超えたら自信を持って”事業所得”と言えるようになるので、むしろプラスな人も結構いるんじゃないかな~と思いますね。
そして、売上だからね。
せどりだったら、「利益は50万円だけど、売上は500万円」という人がいますからね。
ここは逆手にとって、事業所得を取りにいくのもあると。

今回の問題を総合的に見ていくと、少しデメリットの方が多いかもしれない。
だけど「そんなに悪くないよね」というのが、僕の個人的な意見ですね。
当然、副業をゴリゴリ推進していくポジションは変わらないです。
だって、メリットだらけだからね。
まだ改正されていませんから、今後も情報を追って発信していきたいな~と思います。

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