広告が嫌われる理由【説明不足とマネリテ不足】

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https://www.youtube.com/watch?v=xYh6S65NSWc

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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/8/30分を、文字起こし・編集したものです。

広告が嫌われる理由【説明不足とマネリテ不足】 | 大河内 薫「大河内薫"お金の学び"ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「大河内 薫」の「広告が嫌われる理由【説明不足とマネリテ不足】(2022年8月30日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

今日は、「広告が嫌われる理由」です。
日本では、「広告」という言葉のイメージが非常に悪いですね。
「広告」「CM」「コマーシャル」、この類のキーワードです。
当然僕も悪いイメージを持っていた時期があって、小さい頃の大河内家は”コマーシャル!”と言っていたんですね。
”コマーシャルの間に、お風呂入ってきなさい!”とか、”コマーシャルの間に、片づけておきなさい!”とか。
コマーシャルは、TVを見ている間の休憩時間・見なくて良い時間・見ちゃダメな時間。
”そこを有効活用しなさい”みたいな時間だったわけですね。
だから「広告=ムダ」とか「広告=邪魔者」というイメージが、小さい頃の大河内薫にあったんですよね。
その感覚は、日本全体で見るとたぶん多数派。
嫌わないまでも”広告・CM・コマーシャルって邪魔だよね~、飛ばすところだよね~”と言って、ネガティブに思っている人はたくさんいるんじゃないかな~と。
ただこの嫌われている状況は、みんなが悪いと思います。
お金の知識を学ばない人も悪いし、広告を打つ人も説明不足で悪い。
とにかく、今は噛み合っていない状況かな~と思うんです。

と言うのも広告は、世の中になくてはならないものなんですよ。
お金を流す時・経済を成立させる時に、絶対に必要なものなんですよね。
例えば”広告がなくなると、世の中から消滅するものって何ですか?”という問いに、あなたは何と答えますか?
パッと答えられたあなたは、とてもマネーリテラシーが高いな~と思います。

まずは、TVですね。
だって、「TV=○○の提供でお送りしています」。
その提供がなかったらTVを作れないわけですから、NHK以外のTVは全部なくなるわけです。
そして同じ類のものに、YouTubeがありますよね。
YouTubeを見ていると、プレミアム会員になっていない限りは広告が勝手に挟まってくるわけですよ。
視聴者が、広告を見るわけです。
そこに対して、スポンサーはお金を出しているんですよね。
だからYouTubeが成り立つし、YouTubeで発信しているクリエイターにお金が入るわけです。
それが全部止まったら、成り立たないチャンネルが出てくるどころかYouTube本体が消滅する可能性がある。
単独で直接、例えば”HIKAKINさんにCMをして欲しい”と言って、企業が直接頼むPR案件もあると思うんですよ。
それも、広告なんですよね。
でもそれは、YouTubeというプラットフォームでやらせて頂いているわけですから。YouTube本体がなくなると、そういう広告も打てなくなる。
とにかく広告がなくなると、TVとYouTubeがなくなるんです。
どうですか?

僕はTVとYouTubeがなくなっても、生活的に耐えられます。
ただ次のものがなくなったら、生活が危ういんですね。
僕が一番痛いな~と思うものは、Google検索です。
これがなくなったら、痛すぎるな~と思いますね。
Google検索は、広告収益ですから。
検索すると、広告が出てくるでしょ?
あの収入で、Googleが成り立っているわけですからね。
他にも細かい設計がいっぱいあるんですけど、主たる事業は広告業ですからね。
広告を世の中から消滅させるのであれば、Google検索も消滅する。
Googleだけじゃないですよね?
Facebook・Instagram・Twitter、この辺りも全部消滅するわけです。
だって、キャッシュポイント・売上を出すポイントがない。
月額課金とかがない。
Twitterはスーパーフォローを始めたから生き残れるかもしれないですけど、基本的には厳しいわけですね。

つまり広告がないと、僕達はメチャクチャ困るんですよ。
にもかかわらず、人間は広告を嫌っているんですね。
何たる矛盾。
これは、”噛み合っていない”としか言いようがないわけです。
広告があるから世の中に存在し得るものがあって、それで僕達の生活が潤っているのだったら”広告ありがとう!”と言う瞬間があっても良いんじゃないかと。

そしてもう一つ、Voicyのリスナーさんにとってなくなっては困るもの。
それが、Voicyですね。
プレミアムリスナーは直接課金ですから、Voicy社に2割・パーソナリティに8割の収益が入りますけど、主たる収入はそれだけじゃないんですよ。
例えば、とあるチャンネルにスポンサーがついてVoicy社の収益になる。
全体で企画をやる時も、あるじゃないですか。
例えば僕だったら、エイプリルドリームという企画があった。
”エイプリルドリームを広めてください”と、PR TIMESさんとVoicy社でやっていた。
こういうものにも、Voicy社におそらく収益が入っているんですね。
つまりVoicyも、広告で成り立っているわけですよ。
僕達は、これをもっと理解しないといけないんですよね。

広告がなくなると、世の中がメチャクチャ不便になる。
でも、広告は見たくない。
これは、さすがにワガママすぎるよね。
だから僕達は、全員が納得するように・幸せになれるように発信者側が説明する必要がある。
広告を見させられる側は、マネーリテラシーを上げる必要がある。

9月から、僕(の番組)にスポンサーがつきます。
しかし自分が利用したことがないサービスに、スポンサーになって頂くわけには当然いかないんですよ。
ちゃんと現在進行形で使い倒しているサービスが、スポンサーについて頂けることになりました。

”この放送は、○○の提供でお送りします”・”いつも、ありがとうございます”。
”ありがとうございます”なんですよね。
これがあるからチャンネルが続くし、これがあるからVoicyがあるんですよね。
これを、僕達は忘れてはいけない。
そして、説明を怠ってはいけない。
「もう知ってるよ」という人は、リスナーの中にたくさんいると思います。
みんな、マネーリテラシーが高いからね。
でも、「あ~、そうか」「そうだったね」と気づく人もいると思うんですよ。
何度も何度も説明することを恐れてはいけないし、ちゃんと理解することも怠ってはいけない。

広告・CM・コマーシャルというのは、そのコンテンツが成り立つために必要不可欠なものなんです。
だったら、それを理解する。
Voicyで言えば、リスナーとパーソナリティとVoicyとスポンサーがwin-win-win-winにならないといけないですよね?
その環境を作りたくて、いつも僕はしっかりと説明をするんです。
ではリスナー・パーソナリティ・Voicy・スポンサー、四者のwinは何なんでしょうか?

リスナーのwinは、とにかくVoicyのサービスを無料で使い続けることができる。
そして、毎日パーソナリティの声を聴くことができる。
持続可能にしてくれるために、スポンサーが必要なんですよ。
なので、スポンサーの方を向いて”あざっす!!!”と毎日言うべきなんです(笑)
言わなくても、心の中で唱えるべきなんですね。

パーソナリティ・Voicyのwinは、持続可能にしてくれること。
Voicy社は、広告収益がなかったら相当厳しいはずなんです。
あっても調達しないと、かなり厳しいと思うし。
Voicyは走り続ける・チャレンジし続ける企業ですから、この収益がどれほどありがたいか。
パーソナリティは……
僕は(収益が)なくても必要だからVoicyを続けるんですけど、あればあるで活動資金になるから、やっぱりスポンサーの方を向いて”あざっす!!!”と言うべきなんですよ。

じゃあスポンサーをしてくれる企業は、どんなwinがあるのか?
この説明をしないと、嫌われるだけなんですよね。
お金を出して三者を助けているにもかかわらず、嫌われる。
そんなこと、あって良いのか?
ダメでしょ?
だから、ちゃんと説明をすべきなんですよね。

これは各パーソナリティが説明をしなきゃいけないし、TV・YouTube・Googleも説明をしなきゃいけない。
僕達が成り立っているのは、スポンサーのおかげですと。
スポンサーの方を向いて、”あざっす!!!”と言いましょうと。
これをやれば、だいぶ世界は変わる気がするんです。
そしてお金の流れが見えるから、マネーリテラシーも上がる。
一石二鳥なんですよね。
しょうもない商品のための広告とか人を騙すような広告は言語道断ですけど、まともなものが嫌われることはあってはならない。
そしてその広告がいかに世の中を良くしているかというのを、もっと広めていかなきゃいけない。
マネーリテラシーの輪とともに、みんなで広めていきましょう。

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