会議を意味あるものにするために必要なこと。

人に好かれるセリフ
「要領がいいね」⇒「仕事が早いね」

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このページはVoicy「澤円の深夜の福音ラジオ」1478回を、文字起こし・編集したものです。

【1478回】会議を意味あるものにするために必要なこと。 | 澤円「澤円の茶話会ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「澤円」の「【1478回】会議を意味あるものにするために必要なこと。(2022年4月6日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

心がけ一つで大きく変わる

今日はですね、とある会議に出て、英語で話をすることになりました。

かなり久しぶりに、英語の会議出たな~。

ちょっと前に出たの、思い出せないぐらいなんですけど、意外とギリ覚えてて。

どうにかこうにか、英語で会話はできたんですけどね。

まあ、脳の違う部分が、結構くたびれるんですけど。

ただ、独立してから、やっぱり開放されているっていうところもあって、割とスラスラと出てきましたね。

サラリーマン時代の方がよっぽど、「英語の会議は、気遣って喋ってたんだな~」っていうのを、今になって、この立場になって実感することができた。

そんな感じですね。

で、その会議というのについて、今日はちょっとお話をしようかな~と思うんですけど。

会議、たくさんありますよね。

ビジネスパーソンだけじゃないかもしれないですけど、会議というのは、いろんなところでどうしてもやんなきゃいけないこととして、存在してるわけなんですけれども。

この会議、「どうやったら、意味あるものにできるか?」っていうのを、ちょっとお話しようと思います。

というのも、世の中には意味のない会議っていうのが、ものすご~くたくさんあってですね。

その中でも、トップレベルで意味がないのが、「結局終わった後で、自分が何の為にその会議に出ていたのかがわからない会議」ですね。

そういう経験って、ありませんかね?

僕は、ありますけどね。

大抵の人は、あるんじゃないですかね?

これ、ゼロにするっていうのは、もしかしたらちょっと無理かもしれないですけれども。

「減らしてみよう」という風に思うのは、自分の心がけ一つで、ちょっと改善はできるんじゃないかなと思うんですね。

まずは、「本来、こうあって欲しいな」という理想論みたいな話をするとですね。

会議が開かれる24時間以上前に、その会議のアジェンダ(「どういう話をしますよ」っていう議題)、そのお品書きみたいなものが、参加者全員に共有されていること。

そうすると、何の為に集まる会議なのかっていうのがわかるので、ある程度、頭の中で準備することができますよね。

ですので、「何の為の会議なのか?」というのを、事前に共有しておくこと。

そして、場合によってはですね。

事前に共有されて、「この為だったら、もうメールのやりとりだけで十分じゃない?」とか、「チャットで、できるよね?」って話になると、会議そのものっていうのを開かないでも済むかもしれないんですよね。

ですので、会議を招集するのであれば、「とりあえず、やろう」ではなくって「何の為にやるか?」を、少なくとも、主催者の人っていうのは定義をして。

それを、参加者に事前共有すると。

そして、事前共有された人達は、ほんとに会議体に自分が必要なのかどうかを、それで見極めてですね。

「私は、この会議、出ないでも良いと思います」ってほんとに思うんだったら、出席しない旨を伝えて、別のことに時間を使う。

そうすることによって、限られた時間で多くのビジネスを成功に向かわせることが、できるわけですよね。

これ、理想論。

とはいえですね、なかなかそういう理想的な会議っていうのが、たくさんあるわけではないので。

「なんかしんないけど、出ちゃいました」っていう会議、ありますよね?

そしたらどうするかって言うと、まだ諦めるの、早いんですね。

最初に、”これ、何が決まればOKなんですかね?”というのを訊ける雰囲気であれば、カジュアルに訊いちゃうということですね。

”これって、何かゴールって、明確にあるんでしたっけ?”というようなことを。

食ってかかる風にやると、なんか雰囲気悪くなっちゃいますので。

”この会議って、何が決まれば良いんでしたっけ?”みたいな感じで、しれっと訊けるようだったら訊いちゃうと。

もし、明確なゴールが定義されてないんだったら、前半は、そのゴールを定義することに使わないといけないですね。

その上で意見をぶつけ合って、最終的に何らかのゴールを達成すると。

このゴールと言ってるのは、基本はですね、未来の話なんですね。

つまり、会議が終わった後にアクションが起こせること。

これが、会議の存在意義だと思うんですね。

せっかく集まったんだったら、その後に未来が良くなる行動に、皆が移れること。

これが、大事なので。

その未来の話というのが含まれていることというのが、大前提なんですね。

これ、一番いらないのは、報告なんですね。

過去に起きたことを、わざわざ集まって、それを共有する。

これ、よっぽど…

英語で言うと「confidentiality」なんて言いますけれども、ちょっと内緒にしとかなきゃいけないような内容だったら。

これは、集まる意味ありますよね。

内緒にするっていうことが、トッププライオリティだったりするので。

それも、口頭によるコミュニケーションでやっといた方が良いものって、一定数ありますので。

これは、僕が会社に勤めている時も、ぼちぼちあったんですよね。

人関係なんかは、まさにそうですね。

人関係のものっていうのは、迂闊にメールとかチャットでやって、相手がそれを転送してしまったりとか、後ろから誰かに見られたりとかすると、厄介なので。

「これは、集まって話をしましょう」となっていました。

ですので、「人事関係の話っていうのは、集まってやる」っていうのが、すごい重要になってくるんですね。

この人事関係のものっていうのは、そのトピックに挙がっている人の未来の話になりますので、会議そのものの意味もありますし。

もちろん、オンラインミーティングでやるという手もあるんですけど。

できればですね、特にネガティブな内容を含むものなんかだったら、会議室に集まって、時間と空間を共有した上で話をするっていうのが、意味あるんじゃないかな~と思いますね。

それ以外のビジネスに関わるトピックであれば、だいたいオンラインで済むんじゃないかと思いますし。

そして、未来の相談をするという時には、アイディアをぶつけ合ったりとか、それぞれの意見っていうのを戦わせるとかっていうことによって、面白いビジネスのアイディアだったりとか、プランとか、戦略とか。

そういったものが、生まれることもあるので。

これは、会議する意味がありますよね。

となれば、こういうことを話し合って、こういう未来を作りますよということが事前に共有されていると、非常にやる気が起きるんですね。

そして、それがもし事前に共有されてないんだったら、それを、共有しましょうよということに、会議の前段でまずやると。

そうすることによって、その後に頭を使うということが、できるようになってくるので。

そうすると、意見も出しやすいですよね。

これ、報告会議なんかだったら、知ってる人は喋ることできるけれども、知らない人は聞いてるだけなんで。

それだったら、どっかでレポートを書いて、それ共有した方が、効率が良い可能性が非常に高いんですよね。

ですので、報告だけの会議というのは、僕は一番意味が薄いという風に考えています。

なので、「なんかしんないけど、呼ばれちゃったぞ」という会議ではですね、なるべく早い段階で、”未来の話を、しましょう。そして、その為のゴールを設定しましょう。アクションを決めるというプロセスを、皆で合意しましょう”みたいなことを言いだしてみるというのも、良いんじゃないかなと思います。

だけどこれ、結構ハードル高いですよね。

”そう簡単には、できないぜ!”と。

”もう私、すごくまだ、この部署に来てペーペーなんだよね。さすがに、そんなことは言えません”っていう人もいるかもしれないんで。

そういう人は、何すれば良いかって言うと、ちょっとアイスブレイクをする担当というのになっても良いかもしれないですね。

アイスブレイク。

要するに、「その場を、和ます」という雑談を、冒頭の30秒とか、1分とかするというのも良いかな~と思うんですね。

ちょっと早めに会議室に行って、迎え入れる係をやってですね。

にこやかに、”こんにちは”、”こんにちは”ってやるだけでも、全然良いと思うんですよ。

やっぱり、会議室に入った時に、ウェルカムな雰囲気を出されると、もうそれだけで、なんか気分って良いですよね。

そのウェルカムな雰囲気を出すホスト役みたいなものを買って出るっていうのだけでも、随分良いんじゃないかな~と思いますね。

来る人に、”あ、こんにちは”、ニコッってするだけで良いんです。

安上がりですよね。

すごい、簡単ですよね。

そんな感じで、アイスブレイク係というのをやったりとか。

あるいは、ある程度、人が集まってきたら。

そこで、ちょっと笑い話になるようなものを、ぶっこんだりするわけですね。

できればこれはですね、他人をdisるような内容とか、誰かの失敗を茶化すような内容ではなくって。

例えば、自分がその日のランチで、食べた店が美味しかったとかですね。

そういうのでも、構わないわけですよ。

”あそこ、行ってみたことあります?”。

”あそこに新しくオープンした店、めちゃめちゃ美味しいですよ”みたいな話をすると、”あ、そうなんだ~”っていうことで、誰も損もしないし。

ランチだったら、他の人が”明日、行ってみようかな~”なんていう風に、アクションに移すこともできるかもしれないと。

ということで、そういうちょっとお得な情報を出してみたりとか。

あるいは、”いや~、今朝起きて会社に慌てて行こうと思ったら、左右靴下が違うやつだったんですよ~”なんていうのはですね、あるあるですよね。

僕、しょっちゅう、やりますけどね。

あるいはですね、”会社に着くまで、ズボンのチャックが開きっぱなしだったんですよ~”。

僕、月2回ぐらいやってましたからね、これ。

こういうことを報告するっていうのは、誰も傷つかないし、笑って済ませられますからね。

ですので、例えば、”いや~、今朝、前の人のお財布がポケットから落っこちそうだったので、ちょっとこれ、落としたら可哀想だなと思って、頂いてきちゃいました”と。

これ、マズいですよね。

これ、やっちゃダメですよ。

これ、犯罪ですからね。

それはやばいけど、”チャック開いてた”とか、”靴下が左右違う柄だった”とか。

そういう失敗談なんていうのは、冒頭に30秒ぐらい喋ってたら、誰も傷つかないし、場も和むし。

そして、こういう雑談を入れるとですね、パーソナリティでもある、越川慎司さんが仰ってたんですけれども。

冒頭にこういう雑談を入れると、会議の質が高まるっていうのこれ、データで出てるんですよね。

ここら辺の話は、越川さんのチャンネルを聴いてもらえると、たぶん、いろいろ詳しく話してくれてると思うんですけど。

https://www.youtube.com/hashtag/%E8%B6%8A%E5%B7%9D%E6%85%8E%E5%8F%B8

ですので、雑談係というのを、ちょっと買って出るなんてのも、一つの手なんじゃないかな~と思います。

お試しあれ。

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