ポンコツには二つのタイプがある。

人に好かれるセリフ
「ちゃんとしてください」⇒「この作業は○○までやってください」

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このページはVoicy「澤円の深夜の福音ラジオ」1481回を、文字起こし・編集したものです。

【1481回】ポンコツには二つのタイプがある。 | 澤円「澤円の茶話会ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「澤円」の「【1481回】ポンコツには二つのタイプがある。(2022年4月9日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

2日連続でポンコツ店員に出会った

今日はですね、テーマは「ポンコツ」なんですけれども。

ポンコツってもう、僕もですね、カミさんも大変なポンコツなんですけれども。

なので、人のことは言えないっていう前提がありつつも。

やっぱり、ココはちょっとポンコツでも、どうにかした方が良いんじゃないかな~っていうことに出くわしたので、そのお話をしようかな~と思います。

昨日・今日とですね、カミさんと二人で、夕ご飯は外食をしたんですね。

昨日は、僕の事務所のすぐ近くにある、行きつけの居酒屋さん。

そして、今日はですね、NewsPicksでちょっとした収録があったので。

その近所、ミッドタウンにある、かなりオシャレなですね、レストランで食事をしたんですけれども。

昨日も今日もですね、僕らのテーブルを担当してくれた店員さんが、かなりのポンコツだったんですね。

飲食店でポンコツっていうのは、どういう人達かって言うと。

例えば、オーダーのタイミングが残念だったりとか、オーダーを間違えちゃったりとか。

あるいは、なんか挙動不審で、あっちこっちぶつかったりとか。

まあ、そんな感じだと思うんですけど。

たいていの場合、ものすごい実害ってのはないんですけど。

同じようにポンコツなんだけれども、昨日と今日で、全然受けた印象が違ったんですね。

ちょっと、その話をしようかな~と思うんですけど。

今日行った、六本木のレストランの店員さんですね。

非常に、対応は丁寧だったんですよね。

すごーく丁寧な感じで、対応してくれるんだけれども。

なんかしんないけど、テーブルの端っこにぶつかったりとか。

もうオーダーし終わった後に、もう一回オーダー聞きにきたりとか。

なんか他所のテーブルを見ていたら、違うものを運んでいっちゃったりとか。

まあ、いろんなことをやってるんですね。

ただ、その店員さんはですね、非常に柔やかだし、声も明るいし、腰も低いし。

なんかポンコツなんだけど、許せるというか、可愛げがあるんですよね。

そして、カミさんも僕もですね、人のこと言えないっていうのは重々わかってるんで。

「うん、頑張れ~、応援しよう」みたいな感じに、なったんですよね。

ですので、ポンコツっていうのは何が大事かって言うと、応援してもらえるっていうポジションを取れるかどうかかな~なんて思うわけですね。

非常に、ご都合主義なことを言ってますけれども。

応援してもらえるようなポンコツっていうのは、どっちかって言うと得をするんですね。

「コイツ、助けてやんなきゃ」っていうことで、いろんな人が手伝ってくれたりとか。

先回りして、”こうやったら、良いんじゃない?”ってアドバイスをくれたりとかして。

なんとな~く、うまく生きていくことができたりとかして。

さらにですね、いろいろ苦手な部分を手伝ってもらうことによって、できるところに集中できる時間が相対的にどんどん増えて行って。

できることに集中してやっているが故にですね、「あの人は、こういうことを任せると、非常に頼りになるね」っていう感じで、ブランディングUPしていったりするわけですね。

ということで、ポンコツでもですね、愛されるポンコツになると、周囲からのサポートが得られるというのが、なんとなく我々の持論なんですよね。

我々といっても、僕とカミさんですけれども(笑)

僕もカミさんもですね、とてもじゃないけど、できる人だとは言えないんですけれども。

ただ、どうにかこうにか生きていけているのは、周囲の人達がサポートしてくれるからであって。

それはなんでかって言うと、自分で言うのもなんだけれども、自分がポンコツであることを、しっかりと認識をして。

それに対して、謙虚に向き合うっていうことをやっているから。

結果的に、応援してくれる人が増えているのかな~なんていう自覚があります。

さて、問題はですね、昨日会ったポンコツさんなんですね。

これは、いっつも行ってる居酒屋さんで、「あ、この人がいると、残念だな」っていうのが、いるんですね。

学生さんかフリーターさんかわかんないけど、若いバイトの男性なんですけれども。

これが、とにかくヒドいんですね。

そして、ヒドいっていうのは、別に罵詈雑言吐くとかですね、僕のことを割れたビール瓶で突き刺してくるとか、そんなわけじゃないんですけれども。

ただですね、とにかく返事の声が悪い。

これはもう、ほんとに悪い。

要は、”あの~、すいませ~ん”とかって、オーダーする時に言いますよね?

その時に、”は~い!”って言うのが、だいたい居酒屋さんのスタッフの声のトーンじゃないかな~って思うんですけど。

その店員さんは、”あーい、ちょっと待ってください”っていう感じで、お店の端末でもあるスマホから目を上げずに、そんなトーンで返事をするんですね。

そして、運んでくる時にも、基本的にお皿の置き方は、ものすごく雑だし。

昨日はですね、すごーく高い日本酒の一升瓶をですね、フタ開けた状態で、床にぶちまけたりとか。

そういうこと、やるわけですね。

もちろん、そうやって物を落としたり、何かひっくり返したりってのは、僕もカミさんも、しょっちゅうやってるんで。

これについては、偉そうに、ものは言えないんですけれども。

ただ、その時の対応っていうのが…

”すいません”が、一言目に出ないんですよね。

やっちゃったことを片付ける方に目が行ってしまって、周囲の人に迷惑をかけているところに目が行かないんですよね。

これも、ポンコツの一つの現れなのかもしれないんですけど。

こういうポンコツぶりを発揮しちゃうとですね、味方ができないんですよね。

ポンコツであるのは仕方がないんだけれども、ポンコツであるっていう自覚を持つというのは、非常に重要なのと。

そして、その自覚を持ったら、周囲に迷惑をかけた時に、さっと謝れるようにマインドセットを持っておくっていうのがこれ、めちゃくちゃ大事だな~と思うんですよね。

人っていうのは、生きている限りにおいて、周囲の人に何らかの形で迷惑をかけるのはこれ、避けられないんですよね。

ですので、迷惑をかけたら、もうその瞬間にですね、”ごめんなさ~い、大丈夫ですか?”みたいな感じで謝ったりとか、気遣ったりとかできるっていうのはこれ、かなり大事なポイントだと思うんですけど。

ポンコツの中で、すごい損をするのは、自分がポンコツであるっていうことをしっかりと認識ができていなくって、迷惑をかけていることが認識できてないが故に、周囲の人達に共感をすることができなくって。

そして、迷惑をかけているにも関わらず、謝るとかですね。

何か気遣いをするっていうことが全くできていない状態になると結果的に、ポンコツで且つ嫌われる存在になるんですね。

もうこうなると、生きるのがめちゃくちゃ難しくなっていくということになるわけですね。

なので、「自分は、ちょっとポンコツだな~」って思ったらですね。

ポンコツであることは、仕方がない。

なので、ポンコツなんだから、その分、周囲には気遣いできる部分は気遣いをして。

そして、自分が貢献できる部分については一生懸命、とにかくベストを尽くすという風に思うのが重要だなと思うわけですね。

昨日行ったレストランの店員さん(※)は、残念ながらそういう気遣いは全くできていないのと、自分がポンコツやらかしているということは、認識できてないんですよね。
  (※Voicyでは「レストランの店員さん」ですが、居酒屋さんの店員さんを指していると思われます)

ちなみに、その居酒屋さんのマスター、めちゃくちゃ良い人で。

すっごい、優しんですよね。

そして、残念なポンコツっていうのは、そういう優しさっていうのを当たり前のことだと思ってしまって。

結局のところ、感謝の気持ちを持てないんですよね。

感謝の気持ちを持てない人の周りには、人というのは絶対集まって来ないんですね。

そういう人っていうのは、絶対に応援してもらえないですからね。

なので、自分がポンコツかどうかわからないけれども、「なんとなく、生きるのが難しいな」って思ってる人は、まずはですね、周囲の人に感謝をする。

何か手伝ってもらったり、サポートしてもらったら、今までの3割増しぐらいで感謝の気持ちを伝えるっていうのをやるだけで、随分生きやすくなってくる可能性があるんですね。

大事なことは、「自分が、ポンコツである」っていうことを、ちゃんと認識することなんですけれども。

それが認識できていない、自分がポンコツかどうかわからないっていう人は、とりあえず、ポンコツであるかどうかは横に置いておいてですね。

周囲の人に、3割増しで感謝を伝えるっていうのを習慣づけるだけでも、何か問題を起こしちゃった時にも、それが致命傷にならずに済むという風になるかな~と思います。

ということでですね、もう昨日・今日と連続で、飲食店でポンコツの店員さんと会って。

尚且つ、それがあまりにもタイプが違ったので。

ちょっと面白かったので、テーマにしてみました。

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