仕事に活かせる「アート的アプローチ」について。

人に好かれるセリフ
「よろしくお願いします」⇒「この資料を、よろしくお願いします」

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このページはVoicy「澤円の深夜の福音ラジオ」1487回を、文字起こし・編集したものです。

【1487回】仕事に活かせる「アート的アプローチ」について。 | 澤円「澤円の茶話会ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「澤円」の「【1487回】仕事に活かせる「アート的アプローチ」について。(2022年4月15日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

昨日の話をもう少し自分なりに深めた

昨日に引き続きですね、ちょっとアート的な発想と言うかですね。

アートから学んだことっていうのを、もうちょっと深く、お話しようかな~と思います。

昨日はですね、「デッサン」というキーワードを基にしてですね。

「デッサンっていうのは、空間を描くんですよ」って話をしましたよね。

【1486回】解像度高く世の中を見る方法を教わった。 | 澤円「澤円の茶話会ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「澤円」の「【1486回】解像度高く世の中を見る方法を教わった。(2022年4月14日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

ですので、その空間を描くっていうところからいろいろ、更に学びがあったと言うかですね。

深めていくと、「お、なるほど」っていう風に納得感が得られたので。

ちょっとそのことについて、お話をしようかな~と思うんですけれども。

この「空間を描く」っていうのは、その見えている物体だけを見るというのではなくって、その全体を捉えましょうと。

その中に存在している物体っていうのを意識しつつ、全体を描きましょうという、そういう話なんですよね。

そして、これはですね、ビジネスの世界でも、すごーく共通している話があって。

これを、「コンテキスト」っていう風に、僕、よく表現するんですけれども。

文脈ですね。

文脈っていうのを理解して、その前後というものも考えながらですね、やっていきましょうっていうそんな話を、昨日もしたと思うんですけれども。

カミさんと話をしていたら、この「コンテキスト」っていうキーワードは…

実は、アート界隈でも、よく出てくるらしいんですね。

昨日は、”デッサンというのは静物(止まっている物)を描くものなので、時間の遷移みたいなものっていうのは、そこには反映することはなくって。ほんとに物体そのものをまず注目をしてですね、そして空間との関係性を理解して描いていく。これが、デッサンですよ”っていう話をしたんですけど。

これをですね、「アート全体」っていう風に考えると、コンテキストが必要になるという話なんですね。

これどういうことかって言うと、アートの世界っていうのは、ちょっと俗な言い方をすれば、流行り・廃りみたいなものがあるらしいんですね。

この辺はまあ、専門家の人達に詳しく訊いた方が良いと思うんですけれども。

僕の聞き感じ入りの知識というのを、お話をすると。

まあ、ブームみたいなものがあってですね。

例えば、キュビズムとかですね。

あるいは、印象派とかですね。

そういうものっていうのは、ある種のブームなんですよね。

そして、そういったものっていうのが、一時に流行ってですね。

更にそれが進化していって、別のものに変わっていくみたいな、そういうものらしいんですね。

これは、過去の時代においても、やっぱりインフルエンサーみたいな人がいて。

その人が始めたんじゃなくっても、その人が存在することによって広まっていくという、そういう一定の効果があるらしいんですよね。

これ、ほんとに僕なんかが語るのは恥ずかしいぐらいに、断片的な知識しかないんですけれども。

敢えてちょっとですね、僕の方からお話をすると。

一つの例として挙げたいのが、キュビズムというものなんですね。

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これは、「キュービズム」という風に表現することもあるのかな?

立体派ということですね。

それまでは、「ある一面から見たものを、具現的に描いていく」というのが主流だったのに対して、「ある物体があったら、複数の視点を持ってですね、いろんな角度から眺めたものを、一枚の絵の中に表現していく」っていう、そういうアプローチなんですね。

これは、彼の有名なですね、パブロ・ピカソさんと、ジョルジュ・ブラックさんという、この二人によって創始されて。

そして、多くの人がそれを追っかけていってですね、そのブームに乗っかったらしいんですけれども。

これもですね、結局それが正しいとかなんとかではなくって。

「次のステップとして、こういうものが必要なのではないか?」という風に、たぶん考えたんでしょうね。

そして、ピカソさんが作品を描いてですね。

最初のうちは、なんかコテンパンに言われたらしいんですけれども。

タイトルが「アビニヨンの娘たち」っていうのを、1907年に描いたらしいんですけれども。

これ、かなりですね、コテンパンに言われて。

Wikipediaを読んだらですね、アンリ・マティスっていう、これまた、非常に有名なアーティストの人がいるんですけれども。

その人には、相当酷い言われようをしたらしいんですよね。

って言うぐらいに、最初はスッと受け入れられるかどうかっていうのはこれ、別問題なんですよね。

だけど、やっぱりインフルエンサーの人が諦めずにやっていくと、それが一大ブームになっていったりするということなんですよね。

やっぱり、アートの世界っていうのも、昔からインフルエンサーみたいな人がいて。

その人達が、流れというのを作っていくわけなんですけれども。

この流れというのは、一作品でポンと完結するものではなくって。

ある意味、その時代背景だったりとか、その前後の流れだったりとかっていうのが、いろいろと影響していて。

最終的に、一つのムーブメントみたいなものが生まれたりするんじゃないかな~と思うわけですね。

ということで、これはですね、「何か正解が一つだけあって、それだけやってりゃ良い」ってもんじゃなくって。

やっぱり、時代背景とか、それまでの流れとかっていうものを見た上でですね。

それを一歩踏み込んで、新しいものを始めてみたりとか。

あるいは、全く違う形でアプローチを生んでみたりとかっていう風にして、いろんなものが変わっていく。

そして、その変わるというのが、ただ単に変わるんじゃなくって。

例えば、多くの人が熱狂したりとか、すごく良いことが起きたりとか。

そういったことに、つながっていくんじゃないかな~と思うんですね。

これは、ビジネスの世界でよく言われるのが、イノベーションってやつですね。

イノベーションっていうのはこれ、”新結合”という風に言われるんですけれども。

イノベーションってこれ、”技術革新”とかって訳すことあるんですけど、実際には、”新結合”。

”新しい組み合わせのことを指すんですよ”って、これはシュンペーターさんが提唱してるんですけど。

材料としては、その時点で存在してるんだけれども、組み合わせ方法というものを編み出す。

これが、イノベーションの正体なんですよね。

例えば、先程のピカソさんのアプローチ。

これについては…

例えば、キャンバスに絵を描くということについては、元々あるわけですよね。

そして、物体を描くということも、元々あると。

ただ、やり方として、いろんな角度から見るというものを一つ付け加えてですね。

そして、それを一枚の中に収めるっていう手法を取ったということなんですよね。

これは何が新しいかって言うと、その組み合わせ方なんですよね。

「いろんな角度で見る」というのは、それまでもたぶん、いろんな人がやってたんですけれども。

それを一枚の絵に、いろんな角度から見た、その視覚情報をまとめてしまうというのを、やった人がいなかったということなのかな~と思うわけです。

もしかしたら、いたのかもしれないんだけれども。

ピカソさんほどの影響力っていうのを、与えることができなかったということなのかなという風に、僕は想像するわけですね。

あくまでも、想像ですよ?

これ、事実関係については、詳しい人に聞いてくださいね?

あくまでも僕は、今回はそこから得た学びとか、気付きとかをお話しますからね。

と、ちょっと予防線を張ってみましたけれども(笑)

さてさて、話を元に戻すと…

そんな感じでですね、時代背景とかなんとかっていうのをちゃんと捉えて、そこに乗っかっていく。

そして、最初のうちは、いろんな人達から逆風を食らうかもしれないんだけれども。

「それでも、前に進む」という人達が、結局イノベーターとして、後でスターになっていくっていうのは、もうそっくりですよね?

これ、ビジネスの世界でも。

ビジネスって言っても、すごく大きい起業家とか、そういう範疇だけじゃなくって。

例えば、社内において、何か新しい事業を始めたとかですね。

それまでのやり方を変えたとかっていうのも、これはもう立派なイノベーターであり、開拓者であるわけで。

そういった発想っていうのも、全く同じなんですよね。

ですので、完全にゼロから生み出さなくっても、「新たなアプローチを、その時代背景とか、”その時に必要だな”っていうことを早めに感じ取って、何かをやっていく」っていうのが、すごい重要だな~と思うんですよね。

そうするとですね、やっぱり「何か、事を興したいな」「面白いことやりたいな」「何かせっかくだから、大きい仕事をしたいな」って思うのであれば…

「コンテキスト」という風に、僕がさっきから表現している、その時代の流れとかですね、その時に起きているその空間の中の状態とかですね、人間関係とかですね、ビジネス上のいろいろな相関関係とか。

そういったものっていうのを、よーく観察してですね。

「ここ突っついたら、こういうことが起きんじゃねぇか?」「よし、やってみよう」と思えるかどうかっていうことなんだろうな~と思うわけですね。

ほんとに、アート思考とかですね、アート的アプローチとか、いろんな本が出ていたりとか、いろんな人が情報発信してますけれども。

改めて考えてるとこれ、たしかに共通点すっごく多いし。

そして、そういう発想を持つことによって、「仕事って、絶対面白くなるな」っていう風に感じたんですね。

カミさんとは、昨日の夜からですね、”このアート的なアプローチで、仕事とかそういったものを捉えるって、面白くない?”っていうことで、いろ~んな話をしてたんですけど。

ついこの間まで、とあるYouTubeの動画で。

これ、アートを紹介する動画だったんですけれども、「コンテキスト」っていうキーワードが出てきていて。

僕は、どうしてもそれが理解できなかったんですね。

「なんで、アートの世界で”コンテキスト”って言ってるんだろう?」「これ、何のこと?」って言ったら…

カミさんもその時点では、”う~ん、なんだろうね。時代背景とか、そういうことかな?”っていう風に、ぼんやりと言ってたんですけど。

昨日、カミさんから、デッサンの話を聴いて。

「デッサンは、その時点を切り取った状態」っていうところからですね、カミさんなりにいろいろ考えて。

”あ、アート界におけるコンテキストっていうのは、その時代背景とかなんとかっていうことだから、僕が普段から言っているビジネス関係の、「その全体像を捉えましょう」っていうことにつながるんじゃない?”っていう風に言ってくれてですね。

「いや~、まさにその通りだな」っていう風に思ったと。

そんな気付きを、今日はお話をさせてもらいました。

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