人に好かれるセリフ
「そんなことで悩むなんて」⇒「どういうことで悩んでるの?」
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このページはVoicy「澤円の深夜の福音ラジオ」1472回を、文字起こし・編集したものです。
【居眠りが正当化されるわけではない】
昨日はですね、「会議中とか講義中に居眠りしちゃうのは、話し手側にも結構問題ありまっせ~」みたいな話をしたんですけれども。
これはですね。
決して、生理現象だから眠くなるのは仕方がない、だから、寝ても良いんだという風に考えるのは、ちょっと違いますよというお話をしようかなと思ってるんですね。
眠くなるのは、しょうがないんですよ。
なにしろこれはね、人間っていうのは眠るようにできている生き物ですから、眠くなるということはあるわけなんですが。
だからといって、会議中や講義中に寝ても良いかって言うと、「良い・悪いというので、判断するような代物ではないんじゃないかな」って思うのが一点と。
もう一つですね、僕がプレゼンテーションをしたり、講義をしたり、会議中に何か発言をしている最中に目の前で居眠りをされたら、ある意味ですね、仕方がないなという。
そういう気持ちになる半面、全然これ、受け入れてはいないんですね。
「まあ、それは眠くなることもあるよな」とは思うんだけれども。
「だから、寝てても良い。もうこれは、全然OK!」って思うかって言うと、僕、全然そうは思わないんですね。
じゃあ、どう思うのかって言うと…
マナー違反であるとか、失礼だとかっていうのもあるんですが。
当然ですね、居眠りしている相手に話をするほど、僕、暇ではないので。
だったら、出て行って欲しいんですね。
目の前から、消えて欲しいんですよ。
少なくとも、その会議なり講演なりの最中に居眠りをしているっていうことは、「僕の話は聴かない」という、聴けない状態ですよね。
もちろん、調子悪いとか、体調が悪いとかっていうのはあるかもしれないんで。
少なくともこれは、その場にいる必要は、ないんですよね。
おそらくは、もっと寝心地の良い場所に行った方が、体は休まりますので。
帰ってベットで寝た方が、絶対良いわけです。
まあ、お布団でも良いですけれども。
もしくは、別の場所に行って、もっと静かなところで体を休めた方が、体には良いし。
睡眠の質は、上がるわけですよね。
少なくとも、その場所にいる必要はないし。
そして、僕は、そうやって居眠りをしている人間目の前にして、我慢しながら話をするほどには、人間できていないので。
声がかけられるような場面であれば、”すいません、出て行ってください”と直接声をかけること、よくあります。
あるいはですね、これ、最初にこういう言い方するんですね。
もしかしたら、例えば、午後一なんかだとですね。
”ご飯食べたばっかりで、眠くなっちゃうかもしれませんね。それは仕方がないんですけれども、睡眠学習っていうのは、僕は信じていないので、もし眠くなって且つ僕の話まだ聴きたいという方は、立ち上がって頂いて結構ですよ”と。
”歩き回ってもらって、全然構いませんよ”と。
あるいは、途中で抜けて、飲み物でも取ってきてもいいし、ちょっとお手洗い行って、顔洗ってもいいし。
あるいはですね、”10分ぐらい外で仮眠して、戻ってきてもらっても構いません”と。
”少なくとも、僕の目の前でグースカ寝てる姿は、見せないでくださいね”っていうのを、最初にお願いをするようにしています。
”いや、そんなこと言わないでも、寝かしてやれよ”っていう人も、いるかもしれないんですけれども。
そういう方は、ご自身がお話をする時は、そういうポリシーでやれば良いんじゃないかなと思います。
僕は、嫌なんですね。
僕は、その時間を過ごすのが嫌ですし。
あるいは、その他の人達も、ちょっと気になったりするかもしれないなと思っているので。
少なくとも、寝るんだったら、僕の目の前で寝る必要、全然ないですから。
僕の目の前で寝ないといけない理由っていうのがあるんだったら、別ですけど。
どう考えても、今の時点で、全く思いつきませんので。
ということで、とりあえず、”本来寝ても良い場所に行って、睡眠は取ってください”という風に、お願いするようにしています。
これ、ほんとにですね、寝ちゃう人っていうのは、いるんですけれども。
そして、1回ですね、面白いことがあったんですけど。
ある新入社員研修でですね。
やっぱり、居眠りしてたのがいたんですね。
そして、どうやらですね、その人は、後で聞いたところでは、日本語があんまりよくわかんなかったらしくって。
パッと見、アジア人なんだけれども。
そして、日本語も一応、喋れるんだけれども。
母国語じゃないということで、ちょっと理解するのが大変だったというのがあったらしいと。
そして、他の新入社員と違って、早く入社をしていてですね。
国籍が違うっていうこともあって、入社のタイミングが違ったらしくて。
かなり早い段階から働き始めていて、疲れていたと。
慣れない環境で、慣れない仕事をし。
さらにですね、慣れない言葉で研修も受けなきゃいけないということで。
眠くなる条件は、一通り揃ってたんですね。
なので、眠くなることに関して言うと、僕は「全く、仕方がないな」ということで、認めてるんですね。
「これは、しょうがない」と。
なので、「まあ、眠くなるのは、しょうがないよな」と思って、声をかけたんですよね。
そして、声をかけて。
”眠いんだったら抜けてもらって構わないから、外で寝てきて良いよ”っていう風に言ったんですね。
そしたら、”大丈夫です”って言ったわけです。
”あ、じゃあ、大丈夫なんだったら、ちゃんと聴いてね”って言ったら、まあ、その後もまた居眠り始めたわけですね。
もう1回声かけたんだけど、また”大丈夫です”って言って。
そして、また居眠りを始めると。
これの繰り返しだったんですけど。
結局もう、眠いのが我慢できないっていう、こんだけの話だったんですね。
周りが、そうすると落ち着かなくなってきてですね。
”ちょっと、行きなよ”みたいに突っつくんですけど、どうしても寝ちゃうということで。
最後までそれがずーっと続いて、「まあ、しょうがねぇな」っていうことになったんですが。
そしたらですね、後で研修の担当者の人がやってきて、さっきの説明をしてくれたんですね。
”外国人で日本語よくわかんないし、そして早めに入社しちゃってるから、毎日の仕事で疲れてるんだ。だから、眠くなっちゃうんだ”っていう風に言ったんですね。
”うん、わかった”と。
”それは、仕方がないね”と。
”じゃあ訊くけれども、彼はこのまま社会人になっていって、役員になったとして、同じ言い訳を株主に対してするんですか?”って訊いたら、やっぱりこれ、研修担当者、黙ったんですね。
当たり前ですよね。
社会人として、いついかなる場合においても、会議の最中なり講演の最中に、寝て良いわけじゃないんですよ。
寝てる顔を晒して、喋ってる人間のモチベーションを下げて良い謂れはゼロなので。
となると、新入社員研修であろうと、役員がずらっと並んでいるような会議であろうと、居眠りをするっていうのは、キャリアに対しては、絶対ネガティブに働くわけですよね。
居眠りして良いことは、何もないわけです。
だったら、少なくとも、居眠りをしている姿を見せないようにするとかですね、眠らないような工夫をするとかっていうのは、これはある意味、生存戦略として必要な考え方なんじゃないかなと思います。
ほんとに繰り返しになりますけれども、仕方がないんですよ。
僕だって、超~眠くなりますし。
やっぱり、ウトウトしたこと無いとは言いません。
その時にはですね、僕は、「やっぱりこれ、居眠りするぐらいだったら、もう出て行っちゃった方が良いや」っていうことで。
もう、その会議から中座したりとかですね。
まあ、大抵の場合は、立ち上がって歩き回って、いつも以上に意見を言ったりすることで、自分の脳みそを活性化させてですね、居眠りしないような努力をするということをやってたんですけど。
これはですね、マナーとか社会人の常識とか、そういう話じゃなくって。
「有意義な時間を過ごす」という観点での、合理的な判断なんですよね。
どういうことかって言うと、少なくとも、会議中や講演中に居眠りをして、話し手の人に嫌な気持ちにさせるという。
そういうことをやって、僕のキャリアにとってプラスになること、何も無いわけですよね。
まあ要するに、「損をするリスクを負ってまで、本来寝る場所じゃないところで睡眠を取るっていうことをしない」って、こんだけの話なんですよね。
だったら、少なくとも、「会議に欠席している」という形での損の仕方の方が、よっぽど僕はマシだという風に考えてるんですね。
これも、あくまで相対的に比べてみてですね。
「もうどっちかっていうと、その会議に出て居眠りしてるぐらいだったら、欠席しちゃった方がよっぽど、傷は浅くて済むんじゃないか」という風に判断してるわけですね。
ということで、明日から4月1日ということでですね、新学期が始まったり。
あるいは、新しい組織で働くことになったり。
まあ、そういう新しい環境に、身を置く方も多いんじゃないかなと思うわけなんですが。
そういう方はですね、ほんとに慣れない環境でくたびれていたりとかして、眠くなる。
ありますよね。
おまけに、「春眠暁を覚えず」なんていう言葉もあるぐらいで。
春って、眠くなりますよね。
もう、眠たいですよ。
しょうがないっすよ。
ただ、その「眠たい」という気持ちに打ち勝てずに、自分が損をぶっこいちゃうのは、ちょっともったいないので。
まずは、夜の睡眠を。
質の高い睡眠を、ちゃんと取るというのが一点と。
それから、日中に眠くなっちゃったら、その居眠りによって自分が損しないような対策というものを取ってですね。
立ち上がったり、まあウロウロしたり。
場合によっては、席を外して、見えないところでグースカ寝たり。
何らかそういう形で、時間を過ごすことをオススメします。
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