会社というものをどう捉えればいいのか問題。

人に好かれるセリフ
「ふーん or へぇ」⇒「はい or ええ」

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このページはVoicy「澤円の深夜の福音ラジオ」1497回を、文字起こし・編集したものです。

【1497回】会社というものをどう捉えればいいのか問題。 | 澤円「澤円の茶話会ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「澤円」の「【1497回】会社というものをどう捉えればいいのか問題。(2022年4月25日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

「ズレ」を認識するには「基準」が必要

今日はですね、Voicyさんのハッシュタグ企画、#会社とのズレを感じたらをテーマにした、お話をしようかな~と思っております。

まず、「ズレ」というところに着目をしたいと思うんですけれども、ズレているというのは、基準があって初めて言えることだと思うんですよね。

例えば、”この棚は、3cm右にズレている”という表現をした時には、3cm左側にあるという起点があるからこそ、”右に、3cmズレている”っていうことが言えるわけですよね?

あるいは、「世間の常識からズレている」な~んていう話をする人もいますけど、これについては、その世間の常識とやらがですね、何らか言語化をされていて、それとは違うからズレているっていう、そういう言い方になるのかな~と思います。

まあ、僕は、この世間の常識っていうのは、そもそもかなり如何わしいもんだな~と思っちゃうんですけどね。

「そんなもん、あるのかな~?」っていうのは、置いといて。

さて、この「ズレ」というのは、そういう基準があって初めて…っていうことになるんですけど。

まず、その「基準」をどこに置くかっていうのが、結構キャリアの中では大事になってくるかと思います。

というのもですね、会社というのは、何らかの形で社会貢献をする為に、組織の体を成しているものなんですよね。

「かなり、概念的な存在」という風に、僕は捉えています。

例えば、製造業だったら、「あるものを作って、人々の生活を豊かにしましょう」かもしれないし。

金融業であれば、「お金というものをうまく活用していって、人々を幸せにしましょう」。

あるいは、「企業活動を、円滑に進められるようにしましょう」かもしれないし。

何らかの形で、社会を良くする為に存在しているってのが、まず第一にあるわけですね。

そして、その会社の持っている方向性と言うか、存在意義みたいなものを一つの基準にするというのも、アリかと思います。

そもそも、「その会社のやろうとしている事業っていうのが、全く世の中を良くしないものである」というのであれば、働かない方が良いでしょうね。

ちなみに、社会貢献をせずに、お金儲けすることっていうのを何って言うかというとこれ、”犯罪”って言うんですけれども。

社会貢献全然していないんだけれども、お金を生み出す仕組みを作り出そうとしているんだったら、ヤバイですね。

そこに身を置いておくっていうのは、犯罪の片棒を担ぐことになりますんで、早々に逃げた方が良いという風に思います。

ただ、まあですね。

「そんなことやろう」って思っている会社というのが、そんなに多くあるかっていうと、僕はそうでもないんじゃないかなと思うんですけどね。

そういったところっていうのは、「もし、自分の会社が該当するな」っていう風に思うんだったら、今すぐにですね、逃げる算段を考えてください。

それ、いたらヤバイです。

そして、次がですね。

会社が掲げている、抽象度の高いミッションとか、ビジョンとかっていうのはすごく良いんだけれども、実際にやっていることっていうのが、すごくズレているとかですね。

あるいは、今の世の中のスピードにマッチしていないとか。

要するに、世の中のスピードからズレているっていう状態だったりした時には、二つのアプローチが考えられますね。

まず一つが、「自分が、その会社の方向性をアップデートする為に、何ができるか?」って考える。

経営者であれば、これはですね、大鉈を振るって、いろんなところを改革すれば良いし。

マネージャーであれば、他のマネージャーと一緒に相談をして、「何か、できないかな?」って考えても良いし。

あるいは、経営層に対して、訴えかけても良いですよね。

一プレイヤーであれば、「自分のコントロールできる範囲で、どうにかできる部分はないか?」という風に、しっかりと観察をしてですね。

そのアクションというのを、実行に移していくというのも、一つのアプローチですよね。

その時に、例えば、一プレイヤーとして頑張っているんだけれども、やり方をちょっと変えたり、アプローチを変えたりした時に、マネジメント層とか。

あるいは、経営者層がですね。

”そんなやり方は、認めない”とか、”それは、間違っている”って言われた時には、残るかどうかっていうのを判断する良いタイミングになりますよね。

そういうことを言われる時が、一番モヤるんですよね。

いや、自分は、会社の掲げているミッション・ビジョンには、コミットしているんだけれども。

そして、それを実現する為に、これが一番ベストなやり方だろうというのを試しているんだけれども。

だけど、それを認めない。

こうなったら、その会社って…

会社って、属がデカいですからね。

具体的には、○○さんとかってなってくるわけなんですけれども。

ある一定の権限を持っている人達で、且つ自分の行動に対して制限を加える人達が、考えを改めてくれそうにないなと思ったら…

僕はですね、「戦うんじゃなくって、別のところでそれを実現すれば良いんじゃない?」って思うんですよね。

僕は、そうやって考える派なんですけれども。

どうしてもですね、「戦うのである!」っていう風にやると、しんどいんですよね。

当たり前ですけど、戦うの、しんどいですからね。

そして、戦うことっていうのは、目的になり得ないんですよね。

目的になり得るのは、会社のビジョンやミッションに賛同して、自分の時間を使って、会社という器を活用しつつ、世の中に貢献すること。

これが、お仕事ですから。

社内で戦うというのは、手段にはなるけれども、全くもって目的にはなり得ないですよね。

そして、社内と戦うような時間が長くなればなるほど、疲弊しますし。

そして、そこに時間を取られている分、「世の中を良くする」という本来の目的っていう部分に、割ける時間が減るわけですよね。

これ、人生の無駄だと、僕は思うんで。

そういう風になってきたら、とっとと辞めちゃうっていうのが、一番良いんじゃないかと考えるんですね。

さて、こんな感じで、ちょっと会社というのを主体に、今お話をしてきたわけなんですけれども。

次、自分を主体に考えてみましょうかね?

「自分は、こういう働き方がしたい」。

あるいは、「自分は、これぐらいのお金を稼ぎたい」。

だけど、今いる会社では、それが実現できそうにないという風に考えた場合ですね。

つまり、自分の理想と、会社組織が自分に与えている処遇というものにズレがある場合ですね。

その時には…

たぶんですね、他のパーソナリティーの方も仰ってるんじゃないかな~と思うんですけれども。

まずは、「自分のマーケットバリュー(市場価値)というのを、正しく判断する」っていうのが、一番大事なことになります。

いくらですね、自分の理想をワーワー言ったところで、自分にそれだけのマーケットバリューがなければ、マーケットの中では評価されないですからね。

マーケットと言ってるのは、所謂、人材マーケットですね。

要するに、会社っていうのは人で動くわけなんですけれども、誰でも良いわけじゃないんですよね。

そして、一人の人が非常に多くの働きをしてくれるというのが、理想形なわけですね。

一人で、「一般的・平均的な人よりも、3倍とか、5倍とかの売り上げを叩き出しちゃうよ」なんていう人は、セールスとして引っ張りだこになるわけですね。

そして、経理とか、人事とかっていうバックオフィスをやっている人達も、すごく経験が豊富で。

何かのエラーは、早めに防ぐことができたりとか。

あるいは、問題点の発見が、通常の人よりも圧倒的に早いとかっていう人は、取り合いになるわけですね。

そういう人は、高給取りになれるわけです。

もっと言うと、「その能力というものをこんだけ出すから、私達に分けてくださいな」ということがですね、他の会社とか組織から、声かかるようになってくるわけですよね。

なので、マーケットの中で求められている価値、その相関関係ですね。

マーケットの価値と、それに支払われる給与というもののマッチングをちょっと見て、「自分が、その価値というのを提供できるぞ」ってなったら、そこをアピールしていけば良いと。

そのアピールする場ってね、いっくらでもありますからね。

それこそ、僕のスポンサーをやってくださっているGreenさんなんかも、それをアピールする場なわけですよね。

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「私は、こうこう、こういう経験がある」とか、「私のキャラクターというのは、この会社には絶対うまくマッチするに違いない」とかって、アピールし放題ですからね。

アピールする為の場として、転職サイトとか、転職サービスっていうのが存在しているんで、そういったところで、どんどんアピールしていけば良いと。

ただですね、自分が思っている自分自身の価値と、市場における評価のギャップというのが起きる場合があるんで。

これはですね、受け入れるしかないんですよね。

これについては、文句を言っても仕方がないというか、自分の価値が正しく認識されていないという風に怒っても、しゃーないですね。

これ、二つ原因があって。

アピールが、うまくできていないのか。

そもそも本当に、それは全然評価に値しないのか。

その辺も、冷静に見極めるというのが大事かなと思います。

そのためにはですね、自分がやっぱり一番力を出せる部分っていうので、勝負するっていうのが大事かなと思うんですよね。

例えば、僕の場合ですね。

何度も言いますけれども、「経理をやる」となると、これはズレまくりなんですよね。

ズレてるどころの騒ぎじゃないですね。

ありとあらゆる部分が、ズレますからね。

まず、能力と市場で求められている人材像っていうのに、思いっ切りズレがありますし。

そもそも、僕自身が持っている理想ともズレまくりですし。

そして、実際になってしまったらですね。

求められているスキルと、僕のキャリアっていうのが最初からズレているわけですから、数字が目茶苦茶ズレるわけですね。

ということで、ズレしかないので、これはやっちゃダメですね。

ということで、「自分が、一番力を出せるところを探す」。

これが、キャリアの中では、もっとも大事だと思います。

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