需要と供給と値付けとディズニー

人に好かれるセリフ
「はいはい」
「はい、わかりました」

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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/8/14分を、文字起こし・編集したものです。

需要と供給と値付けとディズニー | 大河内 薫「大河内薫"お金の学び"ラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「大河内 薫」の「需要と供給と値付けとディズニー(2022年8月14日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

今日の本題は、ディズニーですね。
ディズニーの話というよりは、需要と供給で値段が決まっていくことの重要性を改めて。

最近、月額課金でディズニーのコンテンツが受け取れるDisney+の値上げが発表されたんですね。
そして値上げを発表した直後ぐらいに、CNBCのインタビューだと思うんですけど、ディズニーCEOのボブ・チャペックさんが強気な発言をしているんですよ。
Disney+は値段を上げたんですけど、”近いうちに、テーマパーク(カリフォルニア・フロリダ・パリ・上海・日本・香港etc)の入園料引き上げの可能性も当然ありますよ”という話をしているんですね。
これは、誰しも思うわけじゃないですか。
「アメリカやヨーロッパを中心にこれだけインフレしているわけだから、コスト上昇でテーマパークのチケット代が上がってもしょうがないよね」と思うんですけど、(ボブ・チャペックさんは)”そうじゃない”と言うんですよ。
じゃあ、なんで入園料の引き上げをするのか。
その決定要因は、需要があるから。
ディズニーの需要が増え続けているから、供給する時の値段を上げますと仰っているわけですね。
つまり”需要が増えれば値段が上がる、経済ってそういうものでしょ?”と、CEOが自ら語っているわけですね。
これはディズニーだから横綱相撲できる感じがするんですけど、やっぱりそういうことなんですよね。
需要が高まれば高まるほど、当たり前だけど値段は上がっていく。

ここ数年、僕はディズニーを揶揄する形で持ちネタみたいに結構話をしてきたんです。
日本にはディズニーランドとディズニーシーがあって、チケット代を結構上げるわけですよ。
消費税が5%⇒8%になった時も、8%⇒10%になった時も上がっているんですけど、5%⇒8%になった翌年もチケット代を上げているわけですよ。
だから僕はYouTubeやVoicyで「ディズニーは増税でチケット代を上げているけど、増税じゃない時もどんどん上がっていくんだよね」と、税金に交えたエピソードとして語ることが多かった。
それが、すごく腑に落ちた感じがしますね。
ボブ・チャペックさんはディズニー本土のCEOなので、オリエンタルランドを直接指揮する人ではないと思うんですよね。
でもオリエンタルランドは、日本でのディズニーの運営権を持っているわけで。
オリエンタルランドの決定は、ディズニーの理念をちゃんと汲んでいると思うんですよ。
だから「増税しようが減税しようがインフレしようがデフレであろうが、ディズニーの需要が増え続ける限りは当然値段は上がっていくよね」と、みんな確信している。
ディズニーの人達は、「そりゃ、当たり前だよね」という行動をしている。
これはある意味で「カッコいいな~」と、僕は思いましたね。
そして僕がエピソードトークとして「ディズニーは増税じゃない時もチケット代を上げているんだよ」と揶揄していたのは、「需要と供給はやっぱり大切で、値付けの根本だよね」に切り替えます(笑)

やっぱり値付けは、需要と供給なんですよね。
これが根底にあるのを、僕達は忘れてはいけないと思います。
それは会社員だろうがフリーランスだろうが経営者だろうが、お金を扱わない人だろうが関係なくね。
消費者だとしても、これは頭に叩き込んでおかなきゃいけないわけですよ。
例えば「今年は○○が不作で、全然取れませんでした」というニュースを見たら、「値段が上がりそうだな」と僕達は何となく思うわけじゃないですか。
それも当然、需要と供給の話なんですよね。
僕達は無意識で感覚的に判断しているんですけど、値付けの根底がここにあることを今一度しっかりと確認して、人生に生かさなきゃな~と思うわけです。

例えば僕の個人的な話だと、需要が高まっているな~と思いますね。
適当に付けた僕の講演会の値段(60分○○円)があるんですけど、その値段は市場の需要を結構超えているな~と最近感じています。
というのも、”講演会やってください”と企業さんに言われる時があるんですけど、僕が付けた値段よりも遥かに高い値段を頂くことがあって。
もはや、税理士としてじゃないんですよね。
お金の教育者として、いろいろな仕事をしている人として、発信者・インフルエンサーとして、経営者・社会活動をしている人として……
いろんな組み合わせになってきて、僕の需要が高まっている。
僕の話が大河内薫にしかできないものになってきたので、”唯一無二”と言ったらちょっとカッコ良すぎるんですけど、周りを見渡しても同じような人があまりいないんですよね。
となると、一つしかないものだから需要は高まるよな~と。
値段は当然、高くなるよね。

「いや~、高すぎるかな~」と思わずに、確信を持って「需要があるから、値段を上げます」というディズニーのスタンスを、僕も取れるようにしたいな~と思います。
それが、お金の教育につながるからね。
僕は、まだチームが熟成していないし。
そして活動資金の仕組みもできあがっていないので、僕が企業で講演をして頂くお金とかが高ければ高いほど嬉しいわけですよ。
だって、お金の教育を普及する活動ができるからね。
学校の授業とかも、現状は印税やYouTube・Voicyの収入で賄っているわけで。
需要があるからこそ・唯一無二だからこそ、企業講演とかでもっとお金を頂いて、そこで回していけるようなものを作っていかなきゃいけないからね。
ディズニーCEOボブ・チャペックさんの言葉に、ハッとさせられましたね。

なので勇気を持って、需要と供給と値付けを僕も考えていきたいな~と思いますし。
リスナーのみなさんも、値付けをする立場の方々は今一度しっかりと確認して欲しいな~と思います。

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