人に好かれるセリフ
「口で言うのは、簡単だよね」
⇒「実行するには、どうすればいいだろう?」
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このページは、Voicy「世界はあなたの仕事でできている」2022/5/18分を
文字起こし・編集したものです。
【世代が違っても大丈夫!新入社員とうまく付き合うコツ】
ペンネーム:ENさん 50代男性からです。
新入社員との付き合い方の正解が、わかりません。
各種ハラスメントに対する考え方の変化で、昔のように怒鳴りつけてでも無理やりやらせることは、もちろんできませんし、働き方改革の流れで、「とにかく量をこなして、成果を出す」という方法も取れません。
加えて、年々新入社員との年齢差は開く一方で、彼らが何を考えているのか、ますますわからなくなってきています。
”最近の若者は…”と言いたいわけではないのですが、哀れにも価値観が違い過ぎて、宇宙人と対話している気分です。
先日も、「新入社員の歓迎会を開こうとしたら、当の新入社員が全員欠席した」なんて話も聞き、うまく付き合っていける自信が全くありません。
とはいえ、自信がなくても成果は出さなくてはいけない為、本で読んだリーダーシップ論を実践してみたりするものの、空振りばかりです。
「昔のやり方が、正しい」と考えているわけではなく、「今では、今のやり方があるのだろう」と思います。
朝倉先生は、新入社員研修なども長年ご担当されているとのことですが、今と昔で、指導のあり方は、どのように変えてきましたか?
具体的に、どのような声かけや、行動をしていけば良いのでしょうか?
ヒントを頂きたいです。
はい!
ペンネームENさん、質問ありがとうございます。
苦しんでいること、「一生懸命、何かを取り組みたい」「何とか新入社員の方々と距離を縮めて、いろんな話がしたい」という、そういう思いがなかったら、このような質問は、まずないですね。
まず、ここで一つ言えるのは、ペンネームENさんは、とっても良い人だということですね。
そして、どういう関係性を築くのが、最もこれから先良いのかっていうことに対して、「朝倉先生は、どのようなお考えをお持ちなのですか?」っていうこともありますので、私の考えではありますが、率直にお話をさせて頂きます。
私は、若い時には、うんっと年齢層の高い人達と、お付き合いをしました。
背伸びです。
完全に背伸びで、きっと年齢層の高い方々から見ると、私は宇宙人だったんではないかな~と思うんですね。
それでも、「年齢層の高い方々から、いろんなことを吸収したり、学びたい」という思いが伝わったからこそなのか、いろんなご指導を得ることができました。
「じゃあ、今はどうですか?」
今は、娘世代・息子世代の方々と、お付き合いをしています。
これは世代、一回り・二回り年上の人から、いろんなことを教えてもらったこと。
そして今、私が60歳になって、「やはり、これから先は学んだことを、次世代に継承していきたい」という思いがあることが一つと…
自分自身も、歳は単なる数字であって、ある意味「若い世代の方々が、どんなことを考え、何に一生懸命になってんのかな?」っていうことも含めて、「やっぱり、知りたいな」と思う好奇心からなんですね。
新入社員研修を、毎年毎年担当させて頂いております。
中には、15年連続担当している研修もあります。
15年ですよ?
15年間で、3000人以上の新入社員の方々と触れ合ってきましたが、毎年毎年、”今年の新入社員は…”とかっていう言葉を、派遣責任者から受けることって、多々あります。
ですが、私から見ると、エジプトの壁画にも「最近の若い者は…」と書いてあるように、いきなり価値観が同じになるわけは、ないんですね。
そこで、私がオススメしたいことは…
全体を見るんではなくって、その新入社員の方々の中にも、必ずENさんと相性の合う人は、いるはずなんです。
その方と、一対一・one on oneで、時間と取って話をしてみたり、もし良かったら「今、新入社員の方々が一番求めている働き方であったり、理想像というのは、どういうものなのか?」っていうことを、聞く耳を立ててヒアリングをする時間を設けてみるっていうことを、オススメしたいなと思います。
人は、自分の話を熱心に聴いてくれる人を、好きになります。
これは、世代は全く関係ないです。
年齢層の高い方々のお話を、真剣に・真摯に耳を傾ける努力をするが故に、いろんな心の中にある、誰にも言えないことを言ってくださいました。
そして、そこから、ほんとにいろんな教えを、私にくださったんですね。
逆を言うと、若い世代の方々にも、心を抱きしめるマインド。
そして、学びを素直に受ける心。
このマインドで、一人の人と真剣に向き合うことによって、いろんな傾向が見えてくるかもしれません。
飲み会を断ったり、歓送迎会を断ったりするのは、「その時間・空間を、一緒にいたくない」と思わせている空気感も、あるのではないでしょうか?
例えば、部下に声をかけて、”一緒に、食事をしに行く?”って言った時に、”はい!”って言ってくれるのか。
それとも、”ごめんなさい。突然、声かけられても…”って言われるのか、どうなのかっていうことも含め、自分自身が好かれている上司なのか、慕われている上司なのか、先輩なのか。
「『なぜ、そういう対応をするのか?』っていう原因は、自分側にないのか?」っていうことも振り返ってみない限り、距離感は、なかなか縮まらないと思います。
歩み寄る心。
妥協と譲歩は、違います。
「時間を取って、やってるんだ!」ではなく、一緒に時間を共有する。
そして、新入社員の話に、真摯に耳を傾ける。
まずは、聴いてみる。
「全員の意見を聴く」ではなく、一人一人を大切に、接してみてください。
これをやることによって、きっとタイプが違うこと。
一人を見て、「全体」と決めつけないで欲しいんですね。
たった一人が、ほんとにその人の意見から、職場が変わったり、雰囲気が変わったり…
その新入社員の方の意見を、真摯に耳を傾けることによって、「こんなに、自分の話を熱心に聴いてくれる、先輩がいるんだ・上司がいるんだ」っていうことが、「上司=全員」でもないっていうことも、新入社員の方も感じてくださるんでは、ないのでしょうか?
このお話、もっと続けたいんですが…
まずは、今お話した内容から進めて頂けると、ありがたいなと思います。
私は、ここ最近の若い世代の方々も、ほんとに優秀だと思います。
一人一人の個性、その人達を真剣に知るっていう意味でも、話をぜひとも聴いてみてください。
合わせて、20代・30代の方々に、お話をしているのは…
彼らには、違うコメントを言ってます。
何を、言っているか?
”20代・30代、サボったら、後、苦労するんです。20代・30代は、体力があるんです。その為には、目先のお金を追いかけるんではなく、仕事を追いかける。”
”まずは量を行って、そして質を磨く。質を磨いて量をやると、ぶっちぎる。”
「20代・30代の生き方が、40代・50代を決める」「40代・50代の生き方が、60代以降を決めるんだよ」っていうことも含め、世代に応じて、私はコメントを変えてます。
ですが、軸は一緒です。
同じことを、語ってます。
参考になると、嬉しいです。
【朝倉先生は、他のパーソナリティさんとコラボ放送してみたいなといったお考えはあるのでしょうか?】(チャプター3のタイトルを、一部修正しています)
ペンネーム:べっくさんのライバル(さん) 40代男性からです。
朝倉先生に、質問があります。
Voicyでは、パーソナリティーさん同士でのコラボ放送の回が、時々あります。
朝倉先生は、ジョン・キムさんとの、伝説のゲリラライブをされたことがありますが、「今後、他のパーソナリティーさんと、コラボ放送してみたいな~」といったお考えは、あるのでしょうか?
個人的には、鴨頭さんや、伊藤羊一さんとのコラボ放送があれば、嬉しく思います。
はい!
ありま~~す!!
やってみたいな~と思います。
ジョン・キムさんとのゲリラライブに関しては、その時「一緒に、食事をしよう」っていうお約束をしていまして、「これ、どうやってやるんでしょうか?」っていう中で、ジョン・キムさんからお声がけがあり、その場で「やってみましょう!」ということで、全く約束をしていたわけではなく、その日突然決まって行ったのが、あのライブでした。
「これから先も、コラボ放送は、やってみたいな~」と思います。
Voicyを始めた頃に、数名の方から「Voicyの、このライブを…」というお話がありましたが、当時は、もうVoicyをどういう風に入力して良いのか・発信して良いのかで、もう頭が一杯で、その時にライブ配信だとかっていうことは、もう全く考えられなかったんですね。
ですが、これからは、ぜひともチャレンジしてみたいな~と思います。
他のパーソナリティーさんから、お声がけがありましたら、”喜んで!!”っていう形で、行っていけたら嬉しいな~と思います。
はい!
私も、鴨頭さんや、伊藤羊一さん、叶うんであれば、西野亮廣さん。
もう長ーく、Voicyをしてくださってますからね~。
ワーママはるさんを含め、ほんとに素敵な方々が、このVoicyを、ずーっと継続してくださってますよね。
すごいな~と思います。
はい!
やってみたいな~っていうマインドは、充分あります!!
素敵な質問、ありがとうございます。
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