今日のリベラルアーツ大学
米億万長者の「11の金言」について解説
https://www.youtube.com/watch?v=xE6DW4s9k58
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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/7/15分を、文字起こし・編集したものです。
今日は「マスコミの皆様、ゴシップが若者の行動力を奪っていることに気づいていますか?」という話です。
ゴシップや何かミスをした人を叩く最近の風潮を、皆さんどう思いますか?
特にコロナ禍になってからここ2年くらい、その風潮は加速している気がするんですね。
どんなに功績を残した人・有名な人でも、たった一つのミスで再起不能にしようとするマスコミ・メディアがある気がするんです。
そこに悪意があってもなくても関係なくて、過剰な報道が人々の感情を煽り叩きまくるという流れは、確実に加速している。
これを否定する人は、いないと思うんですよ。
もちろん悪いことをしたら罪を償うべきだし反省するべきだから、公に出る人は一時的な自粛期間はあるべきだと思うんだけど、それが過度になっている気がするんですね。
そしてその原因を作っているのは、やっぱり過剰な報道だと思うんですね。
もちろん日本国民がその過剰な報道に煽られてしまい、必要以上に叩くというのがワンセットなんだけれど、引き金は過剰な報道だと思うんです。
まず、そこですよね。
これについて、皆さんはどう思いますか?
僕は、やっぱり過剰な報道はダメだよね~と思います。
しかもそれが、視聴率絶対主義・発行部数絶対主義に基づくものであれば「日本、どうかしているよ~」と思います。
もちろん「煽られてしまう・叩いてしまう日本国民も、どうかしているよね」と思うんだけれど、やっぱりTVやマスコミの煽る力は凄まじいものがありますから。
しかも視聴率絶対主義だと「我先に」という感じで、ゴシップ・スクープをスッパ抜きたいわけじゃないですか。
となると、放送・報道合戦になるわけですよね。
だから過剰な報道が、さらに過剰になっていくわけですよ。
「ここには、とんでもない闇がはらんでいるんだな」ということを、僕は最近一つ気づかされたわけですね。
当然それ単体を取っても、叩き過ぎて再起不能にならなくても良かった人達を再起不能にしてしまう・SNSが地獄になってしまう状況を生んでいるのはダメだな~と思うんですが、それ以上に「それは本当に辞めた方が良いよね」と思うのが若者の行動力を奪っていることなんです。
子供達・その親御さん・YouTubeのコメント欄等でいくつか聞いたことがあるんですが、”子供達が、なかなかチャレンジできない”と言うんですね。
そしてその理由が「チャレンジをして成功して何かを手に入れたとしても、たった一つのミスで再起不能になるんだったら、チャレンジする意味あるんですかね?」。
これはなかなか闇が深いんですが、皆さんはどう思いますか?
つまりマスコミの過剰な報道、それに煽られてメチャクチャ人を叩く。
コロナ禍において加速したこの状況を、子供達はわかっている。
「あ、1ミスも許されない世の中なんだ」「たった一つのミスで、メチャクチャになっちゃうんだ」と、皆気づいているんです。
うすうす感じているんです。
それが、チャレンジする心を摘んでいる。
これは、真剣に受け止めなきゃいけないと思いますよ。
だって過剰に報道する必要がないものを報道しているから、”過剰だ”と言われるわけですよ?
それが日本を蝕んでいるということは、報道関係者及び報道に煽られて叩く日本国民は意識しなきゃいけないと思います。
最近この話題はいろんな所でされていると思うんですが、さすがに代償が大きすぎないかと。
当然芸能人や公に出る人は、自分の身・プライベートを削って、大きなお金や地位・名声を得ているわけですよね。
僕が大嫌いな言葉に「有名税」があります。
「有名で富を得ているのだから、それなりの覚悟はしてください」と。
「晒されるのもしょうがないですよね?」みたいな感じになっているわけです。
この「有名税」という言葉自体、そもそも僕は本当に嫌いなんだけれど、有名税が高くなり過ぎている。
これは本当に問題だと思うんですね。
インセンティブとして合っていない。
つまり有名税や公に晒されること、そういうマイナスな部分をひっくるめても、富や地位・名声を得ることが莫大な利益だから、皆やっていた。
それがトントン、もしくは有名税の方が高くなってしまっている。
これは大きな問題だと思いますよね。
だって子供達は、そもそもそういうものになりたくなくなっちゃうからね。
憧れる対象じゃなくなる。
「たしかに憧れるけど、こんなことされちゃうんだったらさすがに損ですよね」と、皆思っちゃう。
それに加えて「チャレンジして成功しても一瞬で消される・1ミスも許されないのであれば、チャレンジすることを止めよう」と思う子供が増えてきている。
これは言われてハッとしましたけど、絶対止めなきゃいけない流れですよね。
日本全体が、チャレンジしなくなるんですよ?
1ミスで全て奪うものがあると、わかっているからね。
それは報道なわけですが、「報道がある限り、チャレンジするの止めよう」となってしまう。
しかも大人達だけではなくて、子供が気づき理解して思っている。
これを聞いた時に僕は、本当に考え直さなきゃいけないよな~と。
視聴率を取らなきゃいけないのは、わかりますよ?
TV局や報道機関・出版社等々、報道するマスコミも企業であり利益体質。
そして、抱えている従業員を守らなければいけない。
だから、視聴率絶対主義・発行部数絶対主義は、営利企業としては当然の行為なんだけれども、日本全体を蝕んでまでそれをやってしまっては「存在価値、どうなんだろう?」と首を傾げなくてはいけないものになってくるのかな~と思いますね。
ですから、僕達は子供達に大きな影響を与えているんだと自覚しなきゃいけないと思います。
当然、マスコミ・報道機関の話が発端で「叩く・叩かれない」みたいな話になっているんだけれど、最終的に叩いているのは煽られている日本国民ですからね?
僕達も、煽られないようにしなきゃいけないですね。
真実がどこにあるのか、常に確認するようにしましょう。
雑誌に書いてあるもの、TVに出てくるもの、関係者の言葉。
例えば関係者Aさんが、ゴシップとかスクープに対して話をしたりするじゃないですか。
でも「その関係者、どこに居るの?」みたいなことになる。
やっぱり、一次情報(実名)だけを信じましょう。
よくわからない情報は、無視しましょう。
煽られないようにしましょう。
それをやるだけ。
叩く人がいなければ・見る人がいなければ、そういう報道も減っていくわけですから。
まあ、こういう世の中になっちゃったけどね。
SNSで過剰に叩くことが当たり前になっちゃったけれど、それが蝕んでいるものは想像以上にある。
これを自覚して、日々の行動を見つめ直したいな~と思います。
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