今日のリベラルアーツ大学
長期で資産形成したい人必見!「三井住友カード」×「SBI証券」コンビのメリットを解説
https://www.youtube.com/watch?v=f2z-m_BNz34
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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/6/23分を、文字起こし・編集したものです。
さあ今日も、お金の話を。
自治体のお金の話をしていきたいんですけど、”医療費18歳までタダ!保育料は2人目から完全無料!”って言われたら、どうですか?
結構嬉しいな~と、思うと思うんですよね。
数日前に「東京都の医療費が高校まで無料になりますよ」みたいなのが出ていて、結構注目されていたと思うんですけど、この話はちょっと前からあった話で、それがさらに盛り上がってきたという感じがしますね。
ただ、それよりも2・3週間ぐらい前かな~?
明石市の泉市長が、結構バズっていらっしゃっていて。
この方は、昔から僕が注目している政治家の一人でして。
「国がやらないから、しかたなく明石市でやっているんだ」っていうことをやって、冒頭言った「医療費18歳までタダ!保育料は2人目から完全無料!」をやっているんですよね。
で、驚くべきはやっぱり、9年連続で人口が増加していることなんですよ。
基本的には、少子高齢化は日本の代名詞じゃないですか。
人口は減り続けているんですよ。
東京都の人口も減っていますからね。
これは少子高齢化以外の理由もありますけど。
住宅が高すぎて郊外に住むしかないからっていう感じで、ドーナツ化現象的に人口が外に出ている理由もあるんですけど、大都市圏でもこういう感じなんですよね。
でも明石市は、日本に逆行した形で人口が増えている。
しかも明石市、出生率1.7ですからね。
これ、驚異的だと思いますよ。
厚生労働省が発表している数字だと、日本は2020年が1.34ですからね。
かなり高い数字が出ていると。
それもそのはず。
つまりは明石市で子供が産みたいって、皆思うわけですね。
だから明石市で、子供を皆産むわけです。
それは当然「医療費18歳までタダ!」もそうなんだけど、やっぱり保育料ですね。
ここがすごいな~っていう所です。
「2人目完全無料!」だけじゃないんですね。
保育料を語る前に、明石市長:泉さんのTwitterを紹介しておきたいんですが、ぜひアカウントをフォローしておいた方が良いと思いますので。
で、その時に「国がやらないので、しかたなく市でやっている」「泉さん、すごいな」みたいなツイートがバズっていたんですよ。
それを補足するような形で、明石市長:泉さんが発言をしていて。
40年前、つまり泉さんが大学生の頃、「子供を応援しない社会に未来はない」というレポートを書いたらしいんですよね。
すごいですよね。
カッコいいな~と思いますね。
40年前、20歳ぐらいの頃「つまり教育にお金を入れないと、もう日本に未来はないよ」っていうことを、泉さんはもう知っていたと。
で、40年経っても残念ながら国が動いていない。
だから明石市長として、国を待たずに先に始めている。
国もそろそろやって頂きたいと、切に願うっていうことをツイートしているわけですね。
カッコいいですよね。
つまり僕は何が言いたいかというと、”できる”っていうことだよね。
覚悟さえあれば、できるっていうことです。
自治体の財力も当然要るんだけれども、それを切り盛りするのは市長の役目だし。
そしてあとは根性と覚悟で、自治体にかなり差が出てきていることですね。
そして国は、うまくいっている自治体の全てを真似すれば良いんですよ。
「これで良いじゃん」って思わない?
高校まで教育費を無料にして、保育料を2人目から無料にすれば出生率上がるんだから、「まず、これやれば良いじゃん」っていう感じがしますね。
もう少し泉さんを紹介したいんですけど、結構Twitterが切れ味抜群なんですよね。
良い感じなんですよね~。
例えば…
国は「真に支援を必要とする人々に限り」っていう言葉をやたら多用するが、今やほとんどの国民に支援が必要ではないか?
そんな言葉を多用するんであれば、議員報酬こそ真に国民のために働いている政治家に限ってはいかが?
みたいなことを言っています。
「『真に支援を必要とする人々に限り』っていう言葉をよく使う」をもう少し解析度を上げると…
例えば国は、”給付金を受け取れる世帯は、住民税非課税世帯に限ります”とか、あとは”低所得者世帯に限ります”とか言うじゃないですか。
つまり所得制限こそが支援を必要とする人々だと、国は思っているわけですよね。
でも収入が全然ないけど、資産がメッチャある人とかいますからね。
その条件でいくんであれば、そういう人は全然給付金を受け取らなくて良いと、僕は思うんですよ。
真に必要としている人に、給付金を渡したいんであればね。
「だったらもう、全員に配っちゃえば?」って思うんですよね。
で、明石市長は「そういう言葉はイマイチじゃないか」と。
「今やほとんどの国民には支援が必要だぞ」と。
で、「議員のお給料こそ、国民のために働いている政治家だけに限ってはいかがですか?」っていうことをチクリと言っているわけですね。
まあ、寝ている人とかもいますからね。
国会でカメラにスッパ抜かれるじゃないですか。
あとは岸田総理に一言、物申していらっしゃいまして。
岸田さんの最近のメッセージの中に、子供への教育予算を倍増することが盛り込まれていたんですね。
それに対して、泉さんは「質問です」と。
「この子供予算の倍増は、いつからでしょうか?」「総理がご決断すれば、次年度から実現可能です」「政治家の仕事は、検討ではなく決断」「総理、ご決断を!」とTwitterで言っているんですよね。
カッコいいですよね。
やっぱり何が良いかって、結果を出している男の一言はカッコいいっていうことですね。
こんな明石市長を、僕は応援していきたいな~と思います。
で、ニュースとかTwitterとかでは、なかなかわからない部分なんですけど「明石市は保育料を、何で払えるのか?」っていうと…
一つ日本の問題として、例えば離婚して親権を女性が持って、それで養育費を別れた男性が払うっていうケースって、結構多いと思うんですよ。
離婚率も、かなり上がってきているからね。
でも一方で、その養育費って途中で払われなくなるケースってメチャクチャあるんですよ。
「2世帯に1世帯ぐらい、2回に1回ぐらいは払われなくなっているんじゃないか?」みたいなことを言われている。
そこに目を付けたのが明石市で。
明石市は行政の中に弁護士がいて、それを取り立てまくることですね。
つまり保育料は明石市がガンガンガンガン負担していくんだけれども、離婚して養育費を払っていないヤツからガンガンガンガン巻き上げて、それを良さにしているんですね。
これ、正しいですよね~。
メチャクチャ良い感じじゃないですか。
日本全国津々浦々、いろんな所にそういうヤツいるわけですよ。
”養育費払いますよ”って言って、払っていないヤツね。
そういう所から全部巻き上げれば良いと思いませんか?
それを、ちゃんと頑張っている人達にバラ撒くと。
非常に素晴らしいな~と思いますね。
だから明石市の良い所を話していると「移住したいな~」とか、移住を既に考えている人は「明石市って一つの選択肢になるな」って思うと思うんですよね。
そういう時には、もっともっと自治体のことを深く知った方が良いと思います。
こうやって頑張っている自治体は、たぶん僕も知らない所で日本全国たくさんあるだろうし。
あとは税金とか国民健康保険料も、結構変わってくるので。
例えば国民健康保険料。
フリーランスとか個人事業主が払う、健康保険料のことですね。
あれは一番高い自治体と一番安い自治体、年間14万ぐらい変わってきますからね。
これはちゃんと調べた方が良いですよ。
あとは住民税も、減税している地区とかありますから。
例えば大都市名古屋、僕の地元ですよ。
個人の住民税、減税してますからね。
”一律10%だよ”って僕はよく言うけれど、減税しているんです。
その原則から減税しているので、名古屋は税収が逆に増えているんだよね。
住民税を減らして、税収が増えているんですよ。
つまり人が増えているんだろうね。
それか収入が増えているか。
でも、うまくいっているっていうことですよね。
だから引っ越しを考えるとか移住を考えるとか、「自治体・行政って、どこが良いんだろうな~?」「子育て、どこがしやすいんだろうな~?」っていう場合は、徹底的に調べて欲しいな~と思います。
あとは東京も、結構覚悟が決まっているっていうことだよね。
高校まで医療費を無償にするのは、なかなか大変なことですからね。
もっと覚悟を持って。
明石市ができることは、国も他の行政もできると思いますから。
そうなって欲しいな~と思って、応援の意味を込めて今日お話させて頂きました。
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