人に好かれるセリフ
「やっぱり、ダメだったね」⇒「よく頑張ったのに、残念だったね」
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このページはVoicy「澤円の深夜の福音ラジオ」1485回を、文字起こし・編集したものです。
【機会をプレゼントしてるというマインドセット】
今日はですね、以前にもお話した内容ではあるんですけれども。
今日、とある取材を受けて、その中でお話した内容なんで。
それをですね、Voicyでも紹介しようかな~と思うんですけど。
今日はですね、カインズホームさんのオウンドメディアである、「となりのカインズさん」っていう、そういうウェブサイトがあるんですけれども。
そちらの取材を、受けてたんですね。
記事ができあがったら、またTwitterなんかで拡散するんで、見て頂きたいんですけれども。
その時にですね、僕の別宅の方のリフォームだったり、そういったものをやってくれている職人さんと一緒に、その取材を受けたんですね。
僕の庭に植えてある、ヤシの木があるんですけれども。
高さ2mぐらいかな?
その周囲にですね、サークルを作って。
そこに、ウッドチップを敷き詰めようって思ってですね。
「それを、DIYする」というのが、コンテンツになるわけなんですけど。
”DIY”つうてもですね、ほとんど僕は、その職人さんにやらせちゃったんで。
「それ、”DIY”って言わんだろ?」っていう突っ込みが、間違いなくくるんですけど(笑)
それはとりあえず、置いておいてですね。
その職人さんと僕が、実際にカインズホームまで買い物に行ってですね、いろいろなものを買い揃えて。
それを、家まで運んできて。
そして、実際にそれを使って、ウッドチップのサークルを作るっていうのをやったらですね。
すごい、楽しかったんですね。
作業そのものも、ほとんどやらせちゃってるだけなんですけれども、ちょっとだけ手伝ったりとかですね。
もちろん、僕の方でイメージというのを伝えたりとかして。
それをやってる作業が、すごい楽しくて。
その作業を見てるだけでも楽しいし、ほんのちょっと手伝うのも楽しいし。
何よりもですね、僕はその職人さんのことを超信頼しているので、ほったらかしなんですね、基本的に。
ただ、どうしても確認しなきゃいけないっていうところは、訊きに来てくださって。
そして、”こうこう、こうしてください”って、それはお願いをして。
で、その通りにまたやってくれて、ってなると、どんどんイメージ通りのものができていってですね、すごい良い感じになって。
もう今、庭は生まれ変わったような状態に素敵になってるんですね。
ちなみに今、その職人さんとカミさんが出来栄えをチェックして、”お、良いね~”なんて言ってる最中なんですけど。
さてさて、この職人さん、もう付き合いだいぶ長くなりましてですね。
一年以上ウチに来て、作業してくれている職人さんなんですけど。
僕、この人のことが大好きでですね。
カミさんも、その人のこと大好きで。
腕前も人柄も、完全に信頼しきっちゃってるという状態なんですね。
ということで、僕が何かお願いする時には、何となくのイメージを伝えて、あとは全部お任せと。
そして、お任せをして。
必要に応じて、いろんな提案してくれるんですね。
例えば、何かの問題点があった時には、”これは、こうこうこういう理由で、ちょっと問題があります。つきましては、こういう形で解決ができるけれども、どうしますか?”っていう感じで、提案をしてくれるんですね。
その問題点も、めちゃくちゃわかりやすく伝えてくれて、「ぼったくる為に、訊いてないぞ」っていうのが、すぐにわかるんですよね。
これは、口先で、”そんなつもりはないんだけど、なんだかんだ…”って言ってもですね。
信用・信頼できる相手じゃないと、「なんかこれ、不安だな・引っかかるな」って思いますよね?
ですけど、僕はその人に言われると、「あ、こりゃ間違いないな」っていうことで。
”お任せしますので、好きにやってください。そして、もし感覚的に予算がかなり高くなりそうだなと思ったら、その時に知らせてください”っていう、そんな感じでコミュニケーションするんですね。
そうすると、相手もですね、ぼったくるっていうことも、もちろんしないですし。
ちょっと高くなりそうだなって思った時には、「松・竹・梅」みたいな感じで、選択肢を提示してくれるわけですね。
そして、その選択肢に応じて、”あ、これだったらOKです”・”これだったら、ちょっと自分にとっては高すぎる”・”これはちょっと安すぎるから、もっと贅沢しても良いかな”なんて感じで、こちらも判断ができるわけですね。
あくまで、信頼の上に立って、その上での金額の話なので。
非常にフェアな、お金の会話ができるというのも、これも魅力なんですよね。
そういう信頼関係がないと、どうしても金額面ばっかりの話になりかねないっていうのが、僕の持論なんですよね。
ですので、どうしても、お金の高い・安いっていうところに、目が行きがちなんじゃないかな~と思うんですけど。
まず、信頼があると、”そこの部分を、度外視する”までは言わないけど。
少なくとも、それが話題の中心にはならなくって。
あくまでも、自分が提供している機会というものを、相手がどのように生かすのかというところが問われるという感じになるわけですね。
そして、相手はこれを良い機会である、それも、自分が良い仕事をする機会だという風に思ったらですね、本気出してくれるんじゃないかな~と思うんですね。
これが、良い仕事ができる機会だっていう風に捉えずに、「こいつからは、効率的にお金をむしり取れるぞ」っていう風に、何となく受け取る人もいると思うんですよね。
これはやっぱり、信頼できない職人さんと言うかですね。
お仕事を、二度と頼みたくないようなタイプの人ですよね。
これは要するに、自分が提供している機会というものを別の形で活用しようとしているっていう、そこら辺にギャップが生まれているっていうことが言えるのかな~なんて思います。
”提供された機会というのは全部、完璧に自分の思った通りにやるべきだ”という風に、僕は言いたいわけじゃないんですけれども。
少なくとも、「良い仕事をする機会だ」という風に思う人と、僕は仕事をしたいし。
あるいは、仕事を頼みたいわけですね。
そういうことによって、信頼関係っていうのは、どんどんできてくるんじゃないかな~という風に思います。
ですので、僕が誰かに依頼するのは、「その人が、良い仕事をしてくれるかもしれない機会を、プレゼントすることができている状態」って感じるんですよね。
これはですね、ちょっと誤解されると困るんですけれども。
「機会を与えてやってるんだから、あんたは絶対応えなければならない」というような、強制をしたいわけじゃないんですよね。
僕ができるのは、機会を提供すること。
「それを生かすか殺すかというのは、あなた次第ですよ」っていう状態なんですね。
そして、「良い仕事をするぞ」という形で活用してくれたら。
それは当然ですね、こちらは報酬弾んだり、継続的にお仕事をお願いしたりという。
あるいは、他のお客さんを紹介したりっていうことができますよね。
ですけど、その機会というものを別の形で使うっていう風になったら。
これはまあ、お付き合いは継続的にはならないということなわけですね。
ですので、僕の中で、これはですね。
良い仕事をしてもらえる機会というのを提供することというのが、結果的に自分が仕事を依頼する人達を…
ちょっと言葉悪く言うと、”試す、一番手っ取り早い方法だ”ってことなんですね。
僕は、試したいわけじゃなくて。
もちろん、良い仕事をして欲しいと思って、頼んでるわけなんですけれども。
ただ、それはもちろん…
当たり外れがあるって言うと、ちょっと語弊ありますけれども。
うまくやってくれる人と、そうじゃない人っていうのがいるわけですね。
だけど、少なくとも、それを「良い仕事をするための機会だ」という風に思って生かそうっていう風に思っている人であれば、失敗した時にも、取り戻す機会をまた提供しようかなって思えるんですよね。
そうじゃなくって、明らかに自分都合の方に引っ張り込んで。
僕からすると、うまく活用ができていない状態になる人っていうのはまあ、「残念だな」って思うし。
あるいは、明らかにですね、悪意のようなものがそこの中に感じられたら、「もう、二度と頼むか」っていう風になるのは当然のことながら。
当然、文句の一つも言いますよね?
法律に反するようなことであれば、めちゃくちゃ怒りますよね。
やっぱりこういうことって…
幸いなことにすっごく少ないですけれども、僕もゼロじゃないですよ、体験が。
その時にはやっぱり、僕としては非常に大きな反感と言うかですね、怒りを感じることになるんですけど。
これはまあ、自然なことかな~と思います。
ここでですね、「自分の方が仕事を頼んでるんだから、自分はすごく立場が強い」って思うのもこれ、ちょっと違うかなって僕は思っていて。
というのは、あくまでこれは、機会の交換でしかなくって。
それを提供している側にも、ある種、徳のようなものが求められると言うか。
「信頼されているか、否か」というところが、求められるんじゃないかな~と思うんですね。
これは、「良い仕事をして欲しいと思って、提供してるんですよ」ということが感じられないと、相手はですね。
「もしかしたら、コイツは自分のことを買い叩こうとしてるんじゃないか?」とかですね、「安く仕事をあげるために、なんかあれこれ言ってるんじゃないか?」っていう風に、相手に思われちゃったら…
これはですね、良い仕事をしてもらう為の機会を提供できていない状態ということになるんですね。
これ、「責任が、どっちにあるのか?」というのは、別にここで論じるつもりはなくって、「この機会の提供、それの受け取り方っていうのがスムーズにいかないと、結果として良い仕事というものが生まれませんよ」という話なんですね。
「良い仕事というのは、機会を提供する側・それを受け取る側、両方の相手に対するリスペクト(信頼)というものがあって、初めて成立するものだ」って、僕は考えているので。
何か他人に仕事を依頼する時には、「相手に対して、良い仕事をする為の機会というのを提供しているんだ」「そして、それに応えるかどうかは相手次第なんだ」ということを、僕は強く意識して、お仕事を依頼するようにしていますし。
これからも、したいなと思っています。
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