人に好かれるセリフ
「先日も、お伝えしましたが」⇒「説明がわかりづらくて、失礼しました」
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このページはVoicy「澤円の深夜の福音ラジオ」1499回を、文字起こし・編集したものです。
【一体だれに遠慮しているの?】
今日はですね、何の話をしようかな~と思ったんですけど。
昨日、カミさんと会話をしていて、カミさんがですね、デッサンを教えたわけなんですけれども。
”デッサン教えて~”っていう風に言った時に、最初すごいビビってたんですね。
結果的にやったらですね、すごくうまくいったんで、自信になったんですけれども。
”じゃあ、なんであの時にビビったのかね?”っていう話を、少し深掘りをしたんですね。
そしたら、思い当たったのが結局、”「ゴチャゴチャ言われるのが怖い」、これに尽きるよね”という話になったんですよね。
そして、”そのゴチャゴチャ言ってくるのは、どういう人達なんだっけ?”と言うと、”同業の人達、割と距離の近いアート界隈の人達から、なんか言われることを勝手に恐れていた”って言ってたんですよね。
これ別にですね、ゴチャゴチャ言ってこられることが決まってるわけじゃないんですね。
「そうやると、必ず怒られますよ」とか、「文句言われますよ」っていうことは、全然決まっていなくって。
”単に、自分の心の中で遠慮をしてしまっていたっていうだけの話だよね”というのを、実際に講義終わった後に、カミさんは気付いたわけですね。
なので、”そんなこと気にする必要、全然なかったよね”っていうことで落ち着いたんですけれども。
要するにですね、多くの人はチャレンジをする前に、できない理由を探すわけなんですけれども。
そのできない理由っていうのが、他責だったりするんですね。
他責と言ってるのは、「他の人が、こうこう、こう言ってくるかもしれないから、私は、遠慮する・やめておく」みたいな感じに、思考としてなりやすいと。
だけど、これって、ちょっとおかしいんですよね。
まず、他の人がそう言うとは限らないし、言ってきたとしても関係ない話なんですよね。
ですので、「そういうこと言われても私は関係ない、私はやりたいことをやるのである」という風に思えれば、これが一番ハッピーなんじゃないかという風に思うわけですね。
そして、その中でじゃあ、どういうマインドセットを持てば良いのかって言うと…
「ハッタリをかます」っていうの、必要なんじゃないかっていうところに、行き当たったわけですね。
僕はですね、周りに結構ハッタリをかましてですね、成功したりとか、チャンスを掴んだ人っていうのを、何人か知ってるんですよね。
「自分は、それやったことないけれども、きっとこうこう、こういう理由で、できる気がする」みたいな感じでですね。
”じゃあ、やってみろ”って言われて、「結果、できちゃって成功しました」とか。
あるいは、「失敗ぶっこいたんだけれども、ナイスチャレンジ」「次のチャンスを、あげるよ」っていうことで、だんだんステップアップしていったりとか。
そういう人っていうのを、何人も知ってるんですね。
そして、”インド人って、こういうタイプの人、多いよね”な~んていうのを、別の人と会話したことがあるんですね。
インド人って、16億人ぐらい、いるのかな?
だから、「ちょっとそれって、主語デカ過ぎなんじゃないの?」って、お思いになるかもしれないですけど。
かなりの割合で、ハッタリかますのが平気なインド人って、多い印象があります。
例えばなんですけど、これは実話なんですけれども。
僕の知っている人でですね。
その人自身は、ギリシャ系のアメリカ人だったんですけれども。
その人が、日本でビジネスを始めるっていうことになって。
その人は、日本語を一切喋れないですね。
そして、”ビジネスパートナー見つけてくる”とかって言って。
”初めてやってきた日本でですね、ビジネスパートナーを探すんだ”って言って。
何日か経ったらですね、日本語が話せるインド人を連れてきたっていうわけですね。
そして、会ってみたらですね。
”こんにちは”と、”ありがとう”しか、喋れなかったんですね。
だけど、その人は、「私は、日本語が喋れる」という風に自分自身を売り込んで、ビジネスパートナーの座を狙ったと。
結果的にはですね、うまくいかなかったっぽいんですけれども(笑)
でも、間違いなく1回は、チャンスを掴んでるわけだし。
そこからですね、別の形で仕事を見つけてる可能性もあるわけですよね。
ほんとに、こういう人って何人もいて。
例えば、かのビル・ゲイツもですね。
まだ、全然見せられるものできあがっていないのに、大手の投資をしてくれそうなところとアポを取って、そこに行くまでの飛行機の中で、実際にデモ用のプログラムを完成させて見せたなんてこともあるんですね。
ということは、実際にアポを取った段階では、ハッタリなわけですよね。
見せられるもの何もないのに、”じゃあ、ぜひデモを見てください”っていう風に、アポ取っちゃってるわけですから。
もうこれは、ハッタリなわけです。
だけど、時と場合によっては、ハッタリによってチャンスを引き寄せるっていう方が、効率的だったりするし。
そして、そのハッタリによって誰も傷つかないことだって、大いにあり得るんですね。
もちろん、ハッタリっていうのは、時としてハッタリで終わってしまって、何もないっていうことも、なくはないかもしれないんですが。
ポイントはですね、「未来に実現できるかどうかというのを、自分で信じられるか」。
ここに尽きるかな~と思うんですね。
ハッタリと嘘というのは、僕は違うと思っていて。
嘘っていうのは、実現するつもりもないのに言っちゃうことで。
ハッタリっていうのは、本当に実現したいと思ってるんだけれども、今の時点では手元に、そういったものはないと。
だけど、きっと未来には、そういったものが手に入るだろうから、今はこうやって先物取引で行ってしまえっていうのを、ハッタリだと思うんですね。
そして、うまくいかなかった時には、当然責任が発生するわけなんですけれども。
それはそれで、仕方がないと。
そして、甘んじて受け入れてくださいと。
だけど、ハッタリをかましているうちに、それが本当になるかもしれないわけですよね。
なので、「自分が”本気でやるぞ”、”本気で実現するつもりがあるぞ”ということについては、ハッタリ、大いに結構なんじゃないか」と、最近思うようになりました。
いろんな人達が、チャンスをちょっと遠ざけてしまっている原因っていうのが、”私なんて…”というマインドセットなんじゃないかな~と思うんですね。
この存在していない謎の人物に対する妙な遠慮というのが、結局のところ、自分を大きなチャンスから遠ざけてしまっている場合もあるんですよね。
もちろんですね、「リスクを考えて、危ない橋は渡らないんですよ」っていうのも、これはこれで一つの考え方ではあるんですけれども。
そして、「そうやって安全策をひたすら取って、平穏に過ごしていきたいんだ」っていうんだったら、そういう生き方も良いと思うんですけれども。
「何か、ちょっと物足りないな」とかですね、「もう少し、何かステップアップしていきたいな」とかですね、「大きなことを、やってみたいな」って思うんだったら…
まずは、「先物取引で、ハッタリかましちゃう」というのも、一つの選択肢になり得るんじゃないかという風に思うわけです。
そして、ハッタリをかまさなくってもですね。
まず、とりあえずやってみるというのも良いと思うんですね。
”できるかどうかわからないけれども、とりあえずやってみますね”って言う時に、やたらめったら予防線を敢えて張らずに、”じゃあ、とりあえずやってみますか”という風に言って。
うまくいかなかったら、”ごめんなさい、力がちょっと足りませんでした”で良いし。
うまくいったら、”あ、うまくいくもんですね”とクールにその結果を受け入れると、ちょっとカッコいいですよね。
ハッタリって、場合によってはですね。
うまくいかなかった時って、メチャクチャ評判落としてしまう可能性もあるんで。
まあ、そこら辺は、うまく計算していかなきゃいけない部分もあるのかもしれないんですけれども。
とはいえですね、言った結果としてチャンスがやってきて、「言ったからには、やるしかない」と思って、自分自身に対して良いプレッシャーがかかるんだったら、それはそれでアリなんじゃないかという風に思うわけですね。
そして、そのハッタリっていうのが、自分自身のプライドというものを大事にし過ぎて言うものは、ぶっちゃけカッコ悪くなる可能性ってあると思うんですけれども。
ただ、相手の為に、”うん、やってみる・頑張ってみる・できると思う”っていう風に言うのは、僕、全然アリなんじゃないかと思うわけですね。
やっぱり、自分を大きく見せる為にだけやるハッタリっていうのは、他の人達をハッピーにする確率低いかもしれないんですけれども。
「私は、世の中を面白くするんだ」「世界を変えるんだ」っていう風に思って、何か大きなことを言う分には、”じゃあ、やってみろ”っていう風にチャンスをくれる人が、出ないとも限んないわけですよね。
そして、その時に、自分自身にも嘘をついている状態だと、誰もハッピーにならない状態なので。
ここは、見極めないといけないですね。
自分は自分に嘘をついて言ってるんだとしたら、ハッタリじゃなくて嘘だと僕は思うので。
別に、ハッタリと嘘って、厳密に区別するようなものじゃないのかもしれないんですが。
僕の中でのハッタリっていうのは、むしろポジティブワードとして捉えているので、ちょっと嘘とは違うのかな~なんていう風に思います。
僕自身はですね、自己肯定感低いので、自分を過小評価しがちなところはあるんですけれども。
ですので、ハッタリをかますタイプじゃないですね。
ハッタリかますタイプじゃないんだけれども、とりあえずやってみるというのは、まあまあできているような気がします。
例えば、喋ったことがないトピックでプレゼンテーションするとかっていうのは、”話したことないけど、とりあえずやってみましょう”っていう風に言うことありますね。
例外的には、「自分は、その話はしたくない」とかですね。
「そのトピックには、興味がない」っていうことが、明確に言い切れるんだったら断るということもありますけれども。
そうじゃなければ、とりあえずやってみる。
そして、その結果を見て、「あ、自分はこれ、もっとやってみたいな」と思ったら、更に深掘っていく。
そんな風に、選択をするようにしています。
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