人に好かれるセリフ
「近日中に連絡します」
⇒「今週金曜日までに連絡します」
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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/9/4分を、文字起こし・編集したものです。
僕は全国各地いろんなところを回って、お金の授業を展開しているんです。
主に公教育(小学校・中学校・高校・大学)がほとんどなんですけど、無償でお金の授業を全国に届けています。
つまり、常日頃から「子供達にどう伝えたら伝わるかな?」みたいなことを考えているんですよ。
となると、これをVoicyでやっていきたいな~と思うんですね。
題して「子供にお金を伝えるなら、どう説明しようか?」。
聡明なVoicyリスナーさんだったらもうお気づきだと思いますが、「子供に○○を伝えるなら、どうしよう?」シリーズを話していきたいな~と思うんです。
そして、今後の展開は「子供にNFTを伝えるなら、どう説明しましょうか?」とか「子供にWeb3を伝えるなら、どうやって説明しようか?」とか。
メタバース・暗号資産等々、いろいろあるわけですよ。
Web3領域のものについていろんな説明が世の中に出てきたし、もっと僕も噛み砕いて話していかなきゃいけないんですけど、切り口を変えて「子供に伝えるならこうしよう」シリーズをやっていきたいと思うんです。
そのジャブとして一番大きな枠組み、「子供にお金を伝えるなら、どうしようか?」。
授業で必ずと言っていいほどやっているのは、「お金は道具である」ということです。
VoicyでもYouTubeでもいろんなところで僕は何度も語ってきたんですけど、まずは「お金は道具」をすりこむと非常に良いです。
何が良いかと言うと、道具は人間を超えることがないじゃないですか。
人間より崇め奉られる道具は、ないんです。
でも、「あれ、おかしいな?」と。
世間を見渡してみると、お金に操られている人がメチャクチャ多いんですよ。
お金に雁字搦めにされて、お金の奴隷になっている人が本当に多いんですね。
でも、考えてみてください。
昔はお金がなかったし、人間が発明した・生み出した単なる道具なんですよ。
もっと言うと、たかが道具なんですよ。
道具は、人間が使ってこそ本領を発揮する。
人間が扱わなければ、そこに存在する物質に過ぎないんですよね。
言葉を選ばずに言うのであれば、人間の方が偉いんですよね。
人間が道具を扱ってこそ、道具が輝くわけだから。
そもそもその道具は、人間が生み出したものなわけだからね。
人間様が扱うもの、それが道具なんです。
そしてこの地球上で生命があるもの以外全ては、おそらく人間が生み出した道具なんです。
植物とか動物(人間)とか、そういったもの以外ですね。
つまり目に見えるものがほとんど道具である以上、やっぱりお金も道具。
お金は、人間様が使うものなんですよね。
なのに、道具に操られている人がいる・雁字搦めにされている人がいる。
「それは、ちょっとおかしくないですか?」という話ですね。
「お金は道具」をすりこんでいくと、「あ~、大したものじゃないんだな」と。
たしかにお金は、生きていくために・衣食住を確保するために最も有効な手段の一つであり、現代においてはとても重要な道具ではあるけど、所詮道具。
「代替品もあるし、人間が生み出したもの・扱うものだから、そこまで固執しなくても良いんだな」と伝えたいわけですよ。
とにかく、フラットに見て欲しいです。
特に日本はマネーリテラシーが低すぎて、お金を重要視し過ぎる人が本当に多い。
そして単なる道具の話なのに、なぜか「お金は、人様の前で話すものじゃない」となっている。
おかしいですよね?
道具ですから。
パソコン・スマホ・車……
今、目の前にある道具はたくさんあると思います。
その道具について、「人様の前で話さない」「話すのが、はばかられる」みたいなものがありますか?
例えばスマホの使い方を人様の前で訊いたら、「なんか、いやらしい」と思われる感覚はありますか?
でも、なぜかお金だけは皆あるんですよね。
ここです。
ここをもっと細かく言語化して、「たかがお金じゃん」「道具じゃん」となって欲しい。
この思いで、僕は子供達に伝えているんですね。
そして道具という切り口だと、もう少し面白い展開があります。
道具は人それぞれ必要な量があり、それを手に入れて使っていくんですね。
何のために使うかと言うと、目的のために使うんです。
例えば、常に外でも家族と連絡と取りたい。
じゃあ、どうするか?
道具として、スマホという選択肢が出てくるわけですよね。
「じゃあ、スマホを手に入れましょう」
↓
「必要な数は1個、多くても2個」
↓
「手に入れたら、家族といつでも連絡が取れるという目的が達成される」
道具は、この順序なんですよ。
「目的があり、どのくらい必要かな~?」と考えて、それを手に入れて目的を達成する。
もう少し複雑なところだと、「ゲーム実況を始めたいな」と思った時に、何が必要かと言ったらカメラ。
そして、ゲームのハード(Switch)が必要になる。
あるいはディスプレイも必要になるし、編集ソフトも必要になるし、マイクも必要になる。
「カメラは何台ぐらい要るかな?」「どれぐらいのスペックを求めようかな?」。
いろいろ考えるわけですが、カメラ100台は要らないですよね?
パソコン、30台は要らないですよね?
ディスプレイも、200枚とか要らないですよね?
目的に対して必要な道具の量は、確実にあるんです。
そしてその必要な量を超えると、うざったいんですよ。
ネガティブなことになります。
という流れの中で、お金です。
目的があり、それを達成するための道具として「お金ちゃん」が選ばれたわけですね。
その時に、必要な分だけで良いんですよね。
「お金は、あればあるほど良い」「あればあるほど幸せになれる」「もらえるんだったら、いくらでも欲しい」みたいな人がいるんですけど、それは間違っているんですよね。
明確に間違っています。
お金はメチャクチャ便利な道具ですから、許容量を超えると扱いづらくなって、扱い切れずに人生が破滅する可能性が非常に高いです。
道具は許容量を超えると、とにかく危険なんですよ。
必要な時に、必要な量だけあるのがベストなんです。
でもなぜか皆、お金という道具を無限に欲しがる。
全然、僕は欲しくない。
必要になった時に、必要な分だけあれば良い。
だから、「稼ぐ」感覚よりも「道具を目の前に集めてくる」感覚の方が正しいです。
そして、現代にマッチしています。
昔は会社に勤めて給料をもらうという、お金を集める手段しかなかった。
でも、今は違いますよね。
クラウドファンディングもあるし、インターネットもあるし、日銭を稼ぎ出せるUber Eatsもある。
とにかく、お金を集めやすくなっています。
その手段が、多種多様になっている時代なんです。
その時に過去の価値観でお金について語ると、時代にそぐわない人になってしまいます。
とにかく、お金は道具である。
お金以外の道具を見て、「この道具について、どう考えているか?」「目的を達成するために、必要な時だけ手に入れる」「目の前の髪を切りたいから、ハサミを持ってきて切る」。
そんな感覚で、お金に向き合う。
これが重要です。
あなたが人生の中で何かを達成したい時に、お金が必要になりますよね?
その時に、お金を持ってくれば良いんですよ。
その手段は、無限大です。
それを、一緒に学んでいきましょう。
目的に対してお金がどれぐらい必要で、どうやったら集められるか?
その答えを明確に出せる人が、マネーリテラシーが高いのかな~と思います。
そこに向けて、「どんな話をしていけば良いか?」「どんなことを考えていけば良いか?」「何を学べば良いか?」を子供達に教えています。
もちろん、学校ではなかなか5コマ・6コマと時間をもらえないですから、短い時間でエッセンスだけというのが多いんですけど、とにかくお金は道具。
この切り口は子供達に伝えていきたいですし、子供に説明する時には有効かな~と思います。
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