経営者が求める条件を満たすより、独立する方がラクだと思う

今日のリベラルアーツ大学
学長の言う「お金がいらない」の意味を解説します
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このページは、Voicy「大河内薫マネリテ戦略室ラジオ」2022/9/5分を、文字起こし・編集したものです。

経営者が求める条件を満たすより、独立する方がラクだと思う | 大河内薫@お金の教育「大河内薫マネリテラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「大河内薫@お金の教育」の「経営者が求める条件を満たすより、独立する方がラクだと思う(2022年9月5日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

今日はTwitterで気になるものが流れてきたので、それについて話そうかな~と思います。
経営者の求める人材について、深掘りしていきたいんですね。

僕のところに回ってきたベンチャー転職系の会社をやっていらっしゃる方のツイートには、経営者が求める人材について10個羅列されているわけですね。
1.仕事の結果を高いレベルで出せる
2.会社、組織にコミットできる
3.レスポンスがかなりはやい
4.メンタルが強い
5.ホンレンソウをちゃんとしている
6.納期を守る
7.言い訳をしない
8.モチベーションが高い、低いを言わない
9.チームプレイができる
10.部署を任せられる
これ、どうですか?
こういう方って、かなりレベルが高いですよね?

まさに経営者が求める人材として、「たしかに」と。
従業員べったり思考ではなくて、経営者寄りの思考を持っていそうだな~と。
なかなか良い人材だな~と。
これを全部満たすのであればかなり良い仕事をしてくれて、かなり年収が上がっていきそうな人材だと皆さん思いませんか?
僕も、「たしかに」と思ったわけです。
結構バズっていたので引用リツイートを見ると、経営者の方々が”たしかに”みたいなことを言っていらっしゃったり、”これができたら年収1500万円を超えちゃうんじゃないかな~。でも、皆やらないよね。なんでだろう?”と揶揄する形で言っていたり、ネガティブな意見もあるんですよ。
”そんなのできっこないじゃん。それ全部やったら、ブラック企業になるじゃん”と。
賛否両論、いろいろあったわけなんですよ。
僕は賛成も反対もないんですけど、すごい違和感があったんですよ。
これ、僕はムリ。
大河内薫は、1.~10.を満たす人間にはなれません。
経営者が求める人材を、僕は満たすことができないわけですよ。
これが正しいとしたら全部満たすことはできないけれど、自分で会社を作って経営できるし、税理士事務所も運営できるし、コミュニティも運営できるんですよ。
つまり僕の違和感は、「完全に経営者が求める人材になるよりも、自分で仕事をした方がラクなんじゃないの?」。
これは真理だな~と思いました。

僕も経営者としてメチャクチャ優秀な人材を欲しいですけど、”メチャクチャ優秀な人材は従業員の型に嵌まり続けるのか?”と言ったら、なかなか難しいところがあるんですよ。
なので、このツイートを引用する形で一番皮肉が利いているな~と思ったのは「経営者が求める本当の人材は、優秀で辞めない人材です」。
まさにそうだよな~と思いました。

「辞める・退職する」はネガティブに聞こえたりするんですけど、優秀な人材で経営者の右腕だった方は非常にポジティブで前を向いて退職していく。
つまり自分で仕事を興すとか、独立をする人が本当に多いんですね。
本当に優秀な人が会社にずっと居てくれたら最高ですけど、年収を求めるのであれば優秀な人は、会社に居るよりも自分で仕事を興した方が絶対ラクなんですよね。
ラクどころか、経営者が求める完璧な人材になることの難易度より独立して成功する難易度の方が低いと、僕は思うんですよね。
ここをどう考えるかは人それぞれだと思うんですが、僕はそうですね。
先ほど羅列した1.~10.だとしたら、相当難易度が高いよな~と思います。

例えば、2.の「会社、組織にコミットできる」。
ここだけの話、そう簡単に人が作った会社・組織にコミットできないですよ。
”だから、独立した方が良い”と言うのは、自分が作った組織には100%コミットできるじゃん?
人が作った組織に、100%コミットできるわけがない。
人間としてもそれが正しい姿だとは思いますし、4.の「メンタルが強い」って……
メンタルの強い・弱いは、先天的なものでしょ?
それを、人材に求め過ぎちゃいけないと思うんですよね。
もちろん厳しいビジネスの現場ではメンタル強い方が良いかもしれないですけど、強すぎない方が良いシーンもあるんですよ。
弱者の気持ちがわかる。
僕は「メンタルが強い・弱い」とかがなくて、鈍感です。
ある種「強い」に分類されるかもしれないですけど、とにかく僕は鈍感なんですよね。
だからこそ、僕は「とは言え……」を非常に重要視しているんですね。

「とは言え……」は、メチャクチャ重要なんですよね。
経営者が求める人材は10個なんですけど、「とは言え、そう簡単ではないですよね?」とか。
「副業って絶対必要ですよね?」「収入の柱が2つないと、現代においては相当厳しいですよね?」→「とは言え、あなたの環境下において例えば親1人で子供3人を育てているのだったらなかなか難しいですよね」「じゃあ、他のことを考えていきましょうか?」とか。
そういうのは、すごい重要だと思うんです。

経営者が求める人材は、本当にレベルが高いです。
厳しい経営者であればあるほどかなり厳しい条件が出てくると思うし、できないことがあれば「なんでできないだろうな?」と経営者に思われてしまうこともあると思うんですよね。
でもそういう人材になれなくても、自分で仕事を作ったり自分で会社を経営したり副業したりするのは絶対できる。
これは、絶対です。
なぜなら、僕がどっちも体験しているから。
経営者に求められる人材にならなきゃいけない会社員時代もあったし、会社を経営したりコミュニティを経営したり運営したりすることもやっているわけで。
どっちも大変なんですけど、どっちが難易度高いかと言ったら、完璧に他人の求める人材になる難易度の方がメチャクチャ高いと思います。
そして、僕はできないです。
なので僕はコミュニティ運営をするし、これからいろんなことをやっていきたいからチームメンバー・スタッフを増やしていきたいんですけど、僕が求める人材になるにはレベルが高いですよね。
もしなれたら、自分で何でもできる。
どこに行っても通用する。
だって経営者は、脳みその作りが違う。
経営者層は、「会社を通して社会を変えてやろう」とか「この会社を世界で一番にしてやろう」とかを、本気で思っている連中ですからね。
そして背負っているものの重さ・数も、次元が違いますから。
ビジネスの場で戦っている人達の求めるレベル感は、半端じゃないんですよね。
なかなか厳しいよね~と、こういうツイートを見て思いました。

あとは、経営者にもレベルがある。
ピンキリなので、メチャクチャ経営者のレベルが高ければ、求める理想像はメチャクチャ高い。
それができたら、独立できちゃうよね~みたいな話になるんですけど……
経営者なんだけど、そんなにレベルを求めない人もいるわけで。
人それぞれ・環境それぞれだな~と、強く思いましたね。

「経営者の理想像になる」とか「自分で仕事を興す・副業する」とかは人それぞれだと思いますけど、とにかく目的あっての手段なので。
そこは、見誤らないようにして欲しいな~と思います。
どこまで行っても、人生はあなたの目標があってそれを叶えていくゲーム。
そのツール・手段が、仕事ですからね。
それが全てではないことは、しっかりと確認していきましょう。

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